究極の貸借対照表とは?

「会社を作って事業を始めよう!」

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会社を作るときは資本金が必要になります。
仮に資本金が300だとすると、会社ができたときのバランスシート(貸借対照表)は上のようになります。

商売を始め、事業が順調に行き、利益が10,000 出たとします。

どんなバランスシートになっているでしょうか?

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たとえばこんな風に、土地や建物・機械があり、掛取引をしたり、手形取引があったり、借り入れもして事業を大きく展開・・

それに伴って、バランスシートは項目が増え、複雑になっていきます。

私が思う究極のバランスシートはこちらです。

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借金もない、資産もない、利益はぜんぶ現金預金。

「いや、確かにそうかもしれないけど、現実的ではないよね?」

・売掛金はないの?
・明日売る在庫もないの?
・製品を作る機械もないの?
・無借金なの?
 ・・・・・

これでは、商売をやってる感じがしませんか?(笑)

バランスシートは取引の結果の一覧表

・なぜ受取手形があるんでしょうか?
→ 手形取引をしたからです

・なぜ土地があるんでしょうか?
→ 土地を買ったからです

・なぜ会員権があるんでしょうか?
→ ゴルフ会員権を買ったからです

・なぜ未払費用があるんでしょうか?
→未払費用という勘定科目を使ったからです

だれが?
なぜ?

あなた(の会社)がそうしたんです。
いい悪いを言っているのではありません。

そういう意思決定の「結果」がバランスシートに現れているのです。

(つづく)