戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役に立ちません

事実と評価。会計の要素を考えると、この2つに集約される気がします。
今回はこれについて考えてみたいと思います。

事実

例えば商品で考えてみましょう。
もしバナナやさんなら、仕入れてくるものはバナナ。

事実としては、形があり、大きさがあり、数量があり、種類があります。
そして、買ってきた金額(仕入れ値)があります。
事実は客観的な事象に基づきます。

そして会計では数量と金額を使います。
会計は「金額」で表さなければならないからです。

評価

買ってきたバナナ。
次は評価が始まります。

若い、食べごろ、傷んでる、腐るといった時の経過による変化があります。
買ってきた時期によっては、まだ売り物にならない、すぐに売れる。
あるいは、見切ってでも売らなければならないかも。

お客さんの都合(評価)もあります。
今食べる、3日後に食べる、ジュース用だよ。

評価は主観的な考えによります。

商売では、売る側・買う側の都合(評価)によって、価格が決まります。
IT企業など、どう財務諸表を見ても数十億円の会社が、数兆円で取引されたりします。
お互いが了解すれば売買成立。
売買という事実が発生します。
そしてお金のやり取りが行われます。

再び会計では、数量と金額を使い「金額」で表されます。

会計

会計は「金額」で表します。
事実に基づく金額は比較的簡単ですが、事実と事実の間は大変です。
事実が確定していませんから、「これは100円だ」「いや200円だ」と見解の相違が生まれたりします。

例えばバナナ(在庫)をいくらで評価するか。
ここには会社、経営者の主観が入りやすくなります。
恣意性も入りやすくなります。

業績をよく見せたい、お金を借りたい。

それを解決する方法は粉飾決算ではありません。
ダメなときは素直にそれを認め、反省できるか。
そこに経営者の資質が問われているのです。

ーーー

【編集後記】

昨日は甥っ子の結婚式でした。
最近の若者はこんな結婚式なんだー。
そんな楽しい結婚式でもあり、おっさんを自覚したのでもありました。

おいしいもの倶楽部

ブログ

書いてる人

谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

■ 登録商標について

・「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、これを考案開発された西順一郎先生の会社、 株式会社 西研究所 の登録商標です。

・P、V、M、Q、PQ、VQ、MQ、F、G は西順一郎先生の著作物です。