株式を贈与するなら

いったん手仕舞うのもいいかもしれません。

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将来はわからないけれど

昨年、こんな記事を書きました。
・上場株式を贈与するなら(2020.3.30)

お客様から、贈与のご相談をいただくことがあります。
株式をお持ちの方については、必ずこのお話をしています。

半信半疑に思う方もいれば、なるほどと言って実行される方もいます。

昨年実行された方から、お礼のご連絡を頂いたので「いったん手仕舞いのタイミングかもしれません」とお伝えしました。
あくまでも、ご自身でご判断くださいね(笑)と添えて。

たられば、ですけど

ちなみに、昨年の3月末に書いた上記の記事のときの日経平均は、こんな感じでした。

こんなときは、確かにガックリくるかもしれません。
でも、このときはチャンスでした。
実際に、冒頭のように株価は推移しました。

わかりやすくするために、時間軸を長く取りましたが、昨年の3月30日の日経平均は、19,084円。
今日の日経平均は、28,456円。

「日経平均」という株式はありませんが、金額で9,372円、割合だと約5割、上がりました。
贈与していた場合は、この利益(売るまでは含み益)がお子さんやお孫さんに付けることができました。
売った場合は税金が約2割かかりますが、NISAとかにしていれば無税になります。

では実際に贈与できる個別株で、たとえば、ユニクロを運営するファーストリテイリング。

私はセンスが無いので持っていませんが、持っていたら・・・(笑)

これからは、さらにわかりませんが

今までとは世の中が変わりましたので、これからはわかりません。
アメリカの大統領が変わりますし、いったん手仕舞いがいいのかな、とは思っています。

同じことは2008年、リーマンショックのときにも言われました。
そのときにも、上手に財産を移転した方はいたそうです。

それから12年。
まだ記憶に残っていました。

今回、お客様に初めてアドバイスして、どうなるかは未知数でした。
幸い感謝していただけたので、良かったですが。

会社が無くならない限り、株価はゼロにはなりません。
上場している会社で、ある程度しっかりしているのなら、なおさらだと思います。

あまり経験したくないようなことでもあり、でも来たらタイミングを逃したくないし。
なーんて思ったのでした。

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