情報はそのうち・・、でも結局使わない

溜まった脂肪も、結局使われてない・・・

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情報を得る

なにか新しい情報はないかな?
なにか面白い情報はないかな?

ネット、SNS、TV、新聞、書籍・・・
さまざまな媒体から、情報を得ようとします。

情報収集。
情報を集めることですが、では集めた情報はどうするのか?

記事なら切り抜いておく?
ネットで得た情報なら、WebClipしておく?
結果的には溜め込んでいる?

「情報」は英語でなんて言うか

調べてみると、information と出てくることが多いです。
たぶん違和感ないと思います。

では逆に、informationは日本語でなんて言うか?

そう問われて考えると、「インフォメーション」は「情報」というよりは「案内」のイメージが私は強いです。駅や店舗などの「案内板」のイメージです。

案内板はどんなときに見るか?
行きたい目的地があって、それはここにあるのか?
あるなら、ここからどっちに行けばいいのか?
そんな「情報」を得たいときでしょう。

「右に行けばいいんだな」

これが分かると、(私の場合)その案内板の情報は意識から消えてなくなります。
もう要らないからです。

情報(information)って、その程度でいいのかも。

そのうち、使わない

「いつか使うかもしれない」
「3ヶ月後に要りそうな気がする」

そうやって次から次へと新しい情報を探し、追い求め、溜め込んでいく。
「たくさんの新しい情報を持っている」
ある意味、錯覚に陥ります。

必要と思い集めた情報に埋もれ、使うと思っていた情報は、結局使わずに終わります。
こういうものは「いつか」や「3ヶ月後」が来たときに、必要なら探せばいいと。

情報って、日々の食事のようなものだろうと思います。
生き物は、毎日のように食べます。
分解して、必要なものを吸収して血肉にし、使わなかったもの・老廃物は外へ出します。

日々まわりにあふれるおびただしい情報。
その中から、そのとき必要なものを吸収し、その場で血肉に変える。
吸収しなかったものは、躊躇なく捨てる。

情報は次の行動のための「案内」で、収集する必要はなく、その場で利用してしまう。
使い切れない情報は、そのときはムダなので、いったん捨てる。

エントロピー増大の法則に抗うなら、溜めずにどんどん捨てて行くことが、賢明な手段なのでしょう。

ーー