戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役には立ちません

ゼイキンを払うぐらいなら・・で、やめた方がいいこと、やった方がいいこと

time 2020/10/15


憧れのスーパーカー?

事業が軌道に乗ってきて、ある程度利益が出るようになってきた。
いいことだと思います。

「でもなぁ、ゼイキン払うぐらいなら、何か買ったりした方がいいかなぁ」

これまたよくある考えだと思います。

では、どうやってお金を使うのがいいのか。
いろいろなご意見はあると思いますが、考え方・視点も含めて、考えてみましょう。
(おすすめ度は、10段階で一番高いのが10、低いのは1とします)

費用の先取り(おすすめ度、2)

これも、一定の範囲でやるのはいいと思います。
この手のお話しをご相談されたとき、私はこう例えます。
「晩のおかずを昼に食う」

これは晩御飯のおかずを、お昼ごはんのときに食べてしまう。
そうすると、晩御飯のおかずがないので、用意しなければならなくなります。

なので、一時的な効果しかありません。
それを承知の上で、考えるのはいいと思います。

具体例としては、
・月払保険を年払いする
・車検を早めにやる
・予防注射などを早めにやる
などがあります。

例えば、車検は車検証に記載されている満了日の1か月前から受けることができます。
11月決算の会社の車の中に、12月15日が車検の満了日の車があったとします。
この場合、その車の車検を11月中に済ませてしまえば、前倒しで費用化できます。

また、1ヶ月以上前の期間で車検を受けることも可能ではあります。
ですが、そうすると次の満了日がその分だけ前倒しされてしまいます。
ここは注意が必要です。

モノのグレードアップ(おすすめ度、1)

これは例えば、
・社長の車を軽自動車から高級車にする
・事務所を広くしたり、利便性のいい場所やハイグレードなマンションを借りる
など、今までのものをよりよいものにすることです。

ほかにも、
・吊るしではなく、オーダーでスーツを買う
・100万円の腕時計を買う

こんなご相談がくることもあります。
おもに個人事業主の方や、一人社長の場合に多いです。

相談される多くの方の理由は、
「社長たるもの、パリッとしたスーツを着てないと」
「身に着けるもので、商談がまとまりやすい」
「一段上の顧客層にアプローチできる(する)ため」
とかです。

これらは個人的に、個人のお金でする分には、構いません。
会社や個人事業の経費としては、ほぼ無理ですから、やめてもらうように言っています。

「ビジネスマンのスーツは、制服のようなもの」
と言われる方もいますが、制服なら会社から出るときは、私服に着替えて・・
となりますが、どうでしょう。

モノのメンテナンス(おすすめ度、9)

逆に、業務用の機械や備品など、メンテナンスや補修、消耗部品の交換は積極的にやりましょう。
いわゆる原状回復の費用は、経費になります。

壊れてから直せばいい、という考え方もあります。

ただ、「壊れてから」は自分でコントロールできません。
部品がない、修理に1ヶ月待ちでは困ります。

ある程度こちらの都合でやった方が、影響を最小限にできると思います。

不要品の処分(おすすめ度、9)

今の御時世、ゴミを捨てるのにもお金がかかります。
なかなか手を付けられなかった不用品の処分。
一気にやってしまいましょう。

不用品を無くすことで、動線がスムーズになったり、作業効率が上がったりします。

広告(おすすめ度、9)

新商品の販売、既存品のテコ入れなどで広告が必要になった場合。
積極的にやりましょう。
広告のしかたは今やさまざまですが、広告費をかけるなら、利益が出ているときにやりましょう。

広告費は売上に対応するもの、つまり「原価」と勘違いしている方もたまにいます。
ですが、広告費は「期間費用」です。

広告した商品が売れても売れなくても、経費になります。
広告を出した期の経費となります。

スキルアップ(おすすめ度、10)

これは活きたお金の使い方だと私は思います。
専門知識、技能を身につける、深める。
価値を高める。

人に対してであれば、教育・研修。
商品であれば、研究・開発。

考え方の基本に持っておいていただきたい、余裕ができた(ある)ときにすること。
これは、いい車に乗ったり、いい服を着るといった生活のレベル(水準)を上げるのではなく、
自分のレベルを上げるようにお金を使うこと、ではないかと。

男子なら、仕事だけでなく、掃除も、洗濯も、炊事も、育児もできるとか。
そうすれば、万が一奥さんに逃げられても、生きていけます(笑)

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【編集後記】
iPhone12が出ました。
miniには興味がありますが、たぶん見送ります。

5Gはまだ環境が整っていないようですし、カメラの機能はそこまで要りません。
ちょっと飽和感がありますね。

書いてる人

谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

■ 登録商標について

・「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、これを考案開発された西順一郎先生の会社、 株式会社 西研究所 の登録商標です。

・P、V、M、Q、PQ、VQ、MQ、F、G は西順一郎先生の著作物です。