私なら、お金のことは税理士には任せない

「お金のことは税理士に任せている」
そんなふうに言う社長さんに、お会いすることがあります。

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お金のことを任せるって?

「お金のことを任せている」というのはどういうことを言うのでしょう?

・お財布を預けている?
そんな方は、まずいないと思います。

・お金の運用を任せている?
 お金の最大の運用は、商売で利益を上げることです。
 これは社長が一番得意なはずです。

逆に、厳しいようですが、預金金利以上の利益を出していないのならば・・
お金の「運用」という観点では、商売をやらずに銀行に預けていたほうが、ラクに運用できます。

「お金のことを任せている」というのの多くは、たぶんこういうことでしょう。

お金の処理(経理処理)とそのチェック。
でもそれは、いわば後始末。単なる作業です。

そしてその結果から、何らかのアドバイスを求めているのかもしれません。
例えば財務内容の改善や、はたまた売上アップの方法とか?

私が税理士に頼むなら

私は会社を持っていますし、いちおう社長です。
でも、私が社長なら、そんなことは聞きません。

自分の商売のことは税理士が分かるわけはないし、分かる税理士なら自分で商売しています。
私が税理士に頼むなら、税金のことですね。

「うちの会社でこういうことをしたいんだけど、その場合の税務面の問題点などは?」
「今期、このくらいの利益が見込めるんだけど、節税のプランを提案して」

こういった部分でアドバイスを求めます。

お金のことは自分でやります。
できないときは「やってもらう」のではなく、「やり方」を聞きます。

作業とはいえ会計の知識があるプロに頼めば、高いはずですから。
もちろん、事務員を雇うより安いなら、会計事務所に頼みます。
その方が利益が出ますからね。

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【編集後記】
今日は暑かったので、早めに切り上げて軽く飲みに。
神保町のはじめて入ったお店(居酒屋さん)でしたが、店員のお姉さんはとても接客上手。
銀座でも十分通用するぐらい、気遣い、客あしらいの上手な方でした。
また行ってみよ〜(笑)