先週、この本が届きました。
東京都が各戸に配っている、防災読本です。
事務所に届いたのは「千代田区版」となっています。
訓練は役に立たないのか?
9月1日を目安に、各地で防災訓練が行われています。
「訓練しても、いざという時に役に立つのか?」
最近、こういう意見を聞きます。
確かに訓練は計画された災害想定で、決められた手順に従って行われます。
ただ、災害はいつ、どこで起こるかわかりません。
訓練と違う環境に置かれた場合、果たして現実に避難ができるのか?
そういう疑問が出るのはもっともなことです。
答えではなく、考える力
食糧は備蓄すればいいです。
防災読本にもあるように、少し多めに買うクセをつける。
これはいいアイデアだと思います。
考え、シミュレーションする。
まずは、考えつくイレギュラーなケースを想定してみるのがいいです。
もしそうなった場合、次はどうするかを考える。
そして、それもダメな場合のその代替手段を考える。
置かれた状況を打開するためにどうするのか?
考えるクセが付いていないと、いざという時できません。
擬似体験も含め、経験しておくことも必要です。
やったことがないことは、特に非常時、絶対できません。
非常用簡易トイレを、実際に使ってみる。
非常食は食べてみる。
避難路を歩いてみる。
現実になったら、誰の助けもないと思っていなければいけません。
そういう意識を持っておくことが大切だと思います。