標榜

お医者さん

お医者さんは医師免許を持っています。
そして自分が開業する場合、専門的に行う科目を看板に書きます。
診療科目を標榜するわけです。

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日本の医師免許は診療科(目)ごとに交付されるものではありません。
総合免許、とでもいいましょうか。
なので法律上、医師はすべての診療科における診療行為を行うことができる、とされています。

しかし現代の医療は複雑で高度です。
いくら医師免許を持っているからといって、何でも診られるわけではありません。
そこで自身が持つ専門的な診療科目で診察・治療を行うわけです。

それが結果的に医師・患者、双方にいい結果をもたらします。

税理士も

税理士も国家資格です。
税理士資格があれば、税に関する仕事ができます。

ただ、一般的に実際に税理士の出番となるのは、申告・納税方式の税金になります。
申告・納税は本来はその方自身が行うものですが、複雑なため依頼となるわけです。

おおむね申告を伴う主な税金、所得税、法人税、相続税が柱となりますが、その税理士の受験科目や経験などにより、専門は異なります。

ただ、お医者さんのように、
「谷口法人税事務所」
「谷口所得・相続税事務所」
という看板にはなりません。

日本税理士連合会が発行している「税理士登録・開業の手引」に、こんな指示があるからです。

事務所の名称は、「(氏名)税理士事務所」又は「税理士(氏名)事務所」とすること。

なので私なら、
「谷口敏文税理士事務所」とか、
「税理士谷口敏文事務所」とするわけです。

専門家であり町医者でありたい

「お腹が痛い」という患者がきたとき、あなたが耳鼻科の先生だったらどうするか。

「ここは耳鼻科ですから、内科に行ってください」と言うか、
おおよその容態を聞いて、「内科に行ってください」と言うか、
聴診器をあてて、「お薬を出しておきます」と言うか。

人それぞれだと思いますが、あらかじめ決めておかないと、対応できません。

私は、オールマイティである必要はないと思います。
同じ法人税でも、専門性の高い高度な分野もあります。
私もできること、できないこと、そして「やらないこと」も決めています。

そうすることで、頼られる町医者的な存在になれると思っています。

選ばないと、選ばれない

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