決算書会計から戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

決算書は結果、戦略MQ会計・マトリックス会計で戦略的な経営を

最近TVで、銀行や保険会社の働き方改革の事例が紹介されています。
そのひとつとして、ロボットによる効率化という話があります。
RPAと言うそうです。じきにもっと普及するかもしれません。

効率化とは

紹介される例としては、今まで1つ40分かかる仕事を8つ、人間がやっていた。
同じ業務をロボットなら1つ10分で終わらせられます。
320分が80分で終わります、といった感じです。
(実際はもっと短くなるようですが)

図で表すとこんな感じでしょうか。

     ↓↓↓↓↓

めでたし、めでたし?

なぜ効率化する?

効率化といいますが「効率化すること」ってなんでしょう?

何のために効率化するんでしょう?
そのために何を(効率化)すればいいんでしょう?
そして、効率化ができたらどうなるのでしょう?
どういう結果が出れば、効率化したと言えるのでしょうか?

人が採用しづらいから、労働力不足だから?
効率化して、時間に余裕ができたら、他の業務をする?
これを繰り返していると、いつまでたっても効果が出ません。

箱の中を整理して、片付けて、開いたスペースにまた物を入れる。
そうするとその箱の大きさの分だけ、いつの間にか物が溜まっていきます。

箱に空きスペースができたら、小さい箱に取り替えるっていう発想はどうでしょう?
その箱を持ち運ぶのがラクになるかもしれません。

もう1個、別の箱を持ってくるっていうのも、いいかもしれません。

箱の中だけではなく、箱の外に目を向けられるのではないでしょうか?

業務自体を減らしているか

本当にそれをやる必要があるの?
ロボットであっても人であっても、やらなくていいことはやらなくていいと思います。
やらなくていいことを、お金や機械を使っていくら早く終わらせても、意味がありません。

8個の業務、3個に減らせたら、今までの半分の時間で終わらせても、時間に余裕ができます。

なんかビールに見えてきてしまいました(笑)
早く終わったら、早く帰ってビール飲むのもいいですよね。

これは効率化ではありません

穴あけドリルをレバーで下ろして、鉄板に穴を開けます。

ある大手のコンサル会社の方が、こう言ったそうです。
「鉄板にドリルが付くまでは、ドリルは空気に穴を開けている」
「レバーを速く下ろして、空気に穴を開ける時間を減らせ!」

無茶苦茶ですね。

これは効率化でも何でもなく、単なる根性論ですね。

少なくとも、こんな発想にだけはならないようにしなければ。

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【編集後記】

今週は東北方面に出張でした。
行く先々でおいしいお酒をいただきました。
最近はデブ対策のためハイボールに偏りがちですが、やはり美味しい日本酒もやめられませんね〜

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決算書なんて経営の役に立たない