社長には簡単になれるけれど

今日は全国各地で猛暑、酷暑。
温度表示を見ると、日本列島はさながら唐辛子のようでした。

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この暑さはまだ続くようです。
火曜日からは税理士試験。
受験生の皆さんは、安全第一で試験に臨んでほしいです。

以前にも書いたと思いますが、暑いからといって軽装でいきなり冷房の効いた部屋に入ると、やられます。
私が受験生時代、入室してから顔面蒼白、くちびるが真っ青になった方を見たことがあります。
試験どころではなかったようでした・・。

この唐辛子を見て

この唐辛子を見て、「辛い料理が食べたい」とか、「これでひと儲けできないかな?」とか、人それぞれ感じ方は違うでしょう。

食べたい、と思った方は消費者。
唐辛子はなんで辛いんだろう、と思った方は研究者。
どうやったらたくさん収穫できるかな、と思った方は生産者。
タイプかもしれません。

商売人、社長、経営者

私が仕事で関わらせていただいている方は、多くは社長さんです。
こんな言い方をすると怒られるかもしれませんが、社長(代表取締役)は誰でもなれます。

登記の費用はかかりますが、会社を設立して、自分を社長にすればいいわけですから。
私も会社がありますので、(いちおう)社長です。

一般に会社を作る方は、何らかの商売をしています。
100円で仕入れた唐辛子を150円で売るとか、いわゆる儲けを求めます。

100円で仕入れた唐辛子をタダであげたり、70円で売っていたら、商売になりません。
もちろん、そこに商売としての意図があることもあります。

でも、タダであったり、70円で売っていたら、寄付とかボランティアになってしまいます。
そういう方は商売ではなく、違うポジションで活躍されることがいいでしょう。

社長=経営者ではない

会社を作って代表になれば、社長です。
ですが、社長だからといって、経営者であるわけではありません。

「経営者」という方は、しっかりとした目標を持ち、計画を立て、会社を成長させ、収益を上げられる人。
そうなると、なかなかハードルが高くなります。

優れた商売人である方は多いですが、経営までには至らない。
肌感覚や経営センスで、乗り切りはうまくても、経営までには至らない。
もちろん、会計や税務なんかがわかったところで、経営ができるわけでもないです。

ただ、なんとなく、惰性で商売はできてしまうことは多いですが・・・