意思表示をするということ

総務省によると、今回の参院選の21日午後6時現在の投票率は全国平均27.30%で、前回の32.49%を5.19ポイント下回ったとのことです。

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選挙のときにはいつも、投票率の低さが話題になります。

たとえば上記のデータでは、27.3%、3人に1人も投票していないということになります。
つまり、3人のうち2人は政治についての意思表示をしていないということになります。

いや、そんなことはない。
「投票に行かない」という意思表示をしている、という意見もあります。

ただ、これは船で「どこに行くか」を決める話をしているときに、その話に加わらないという意思表示です。
でも、実際その人は船に乗っていて、やがてどこかに連れて行かれるわけです。

そのときに「ここへは来たくなかった」といっても、遅いわけです。
もちろん、船から降りたり、他の船に乗り換えるなら、話は別ですが。

いや、そんなことはない。
「投票に行ったところで、自分の希望が通るわけではないし、何も変わらない」という意見もあります。

ただ、どこに行くかを決める話をしているときに、その話に加わらないということは、そこにいない(存在していない)こととも言えます。
せっかく行き先が決められる船に乗っているのに、船賃は払っているのにです。

1円でも少なければ、赤字です。
1点でも上回れば、ゲームは勝ちです。
たった1票でも落選は落選、なのです。

0(ゼロ)と1との違いは、大きな違いです。
意思表示は必要なことだと、いつも思います。

もう投票は締め切られていますけどね。