給料は当月締め、当月払いがわかりやすい

「給与」って言葉、あまり好きではないんですよね。
与え給う(あたえたまう)って書くからかなぁ。

給与からは、いろいろ引かれる

30万円の月給なんだから、給料日に30万円もらえ、、ればいいんですが、そうではありません。
与え給わる給与からは、いろいろ「天引き」されます。
(この天引きという言葉も、あまり好きじゃないです)

社会保険料、所得税、住民税は、お上の命令で引かれます。
(お上も・・・)

給与から、いつの、何が引かれているのかは、知っておきましょう。

給与の支払日

いつの、何が、に行く前に、給与の支払日を見ておきたいと思います。

私の経験上は、給料日は25日がほとんどでした。
1,2件、月末払いのところがありました。

一方でこの業界に入って、お客様の会社の給与支払日は?というと、これ以外にも翌月10日とか、翌月5日払いという会社も多くあります。

毎月1回現金で、という法律の決まりに則っていれば、会社の状況などに合わせて決まっていれば問題ありません。

○日締めの、○日払い。
組み合わせはたくさんあるかと思いますが、基本パターンは2つだと思います。

・当月分給料を当月払う
・当月分給料を翌月払う

当月、翌月だと分かりにくいので、当月を8月、翌月を9月としてみます。

例えば具体的に日付を入れてみると、こんな感じになります。

・当月払(20日締め、25日払い)
 7/21-8/20 → 8/25
 8/21-9/20 → 9/25

・当月払(末日締め、末日払い)
 8/1-8/31 → 8/31
 9/1-9/30 → 9/30

・翌月払(末日締め、翌15日払い)
 8/1-8/31 → 9/15
 9/1-9/30 → 10/15

お上の命により、引かれるモノたち

法律で、給与からはこれを引け、というものがあります。
社会保険料、所得税、住民税です。
社会保険料は、雇用保険料、健康保険料、厚生年金保険料のことをいいます。

一覧表にしてみました。

ここでいう「給与 ○月分」は、給与計算対象期間に対応しています。
8月に働いた分は、8月分という感じです。

まず、20日締め、25日払いの場合。

雇用保険

雇用保険料は、会社が給与を支払う際に、そのつど控除します。
ですので、8月25日に払われる給与をもとに、雇用保険料率を適用して、引きます。

極端な例ですが、7月分が8月25日に支払われた場合は、その7月分に対して計算し、引きます。
「何月分」という概念は薄く、払うものに対して引く感覚です。

健康保険料、厚生年金保険料

健康保険料、厚生年金保険料(社会保険料)は、私にはしくみが複雑で、むつかしいです。
社会保険は「資格」があるかどうかで保険料が決まります。

入社すると「資格取得」となり、退職すると「資格喪失」となります。
そして、その資格が前月末にあるかどうかで、保険料が引かれるかどうかが決まります。
特に「資格喪失」については、退職日の翌日が資格喪失日となるため、退職日によっては次の月の保険料の負担が生じます。

一般的な実務では、「その月に引くのは前月分」と理解しておけば良いです。
(法律でもそうなっています)

引く金額は、あらかじめ設定された標準報酬月額に応じた保険料です。

所得税

所得税は、雇用保険料と同じ考え方で、「支払う給与から引く」になります。
引く金額は、あらかじめ提出された扶養控除等申告書に従います。
扶養親族の状況等を考慮し、税額表というものに当てはめて算出した税額です。

住民税

住民税は、前年に一定の所得があった方に対して、「翌年に天引きせよ」となっています。

その通知は毎年5月頃に会社に送られてきます。
その年の6月分(7月10日納付)から、来年の5月分(6月10日納付)まで、月額が計算されています。
そしてそれに従い、給与から引きます。

払われる給与とは直接の関係がないため、実務的には「住民税の納付に間に合うように引く」という理解でいいです。

ほかの締日、支払日の場合は

・月末締め、当月末払いの場合

・当月末締め、翌月15日払いの場合

こんな感じでしょうか。

月末締めの当月末払い、は給与計算が大変です。
毎月定額の給与の会社では、たまに見かけます。

意外に多いのは、月末締めの翌月○日払い。
当月分は当月の給与計算、理にはかなっていると思います。

ただ、新規入社、退職者や、料率の切替時などの計算には神経を使いますので、個人的にはオススメしてません。
今月のものは、今月中にがいいと思います。

※書いていてふと疑問に思ったのですが、
会社に入るときは、入社。
会社をやめるときは、退職。

会社に入って、職をやめる?
これも謎ワードの1つです。

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