戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役には立ちません

ある会社では、毎月送られてくる各社からの請求書を、会社別にファイルを作り綴じ込んでいました。
そのファイル数は200を超えていました。

「なぜこのようにしているんですか?」の問いに対する答えは、
「私が入社したときは既にこのやり方で、それに疑問を感じたことはありませんでした」

実際にあったお話しです。

規模の大きな会社では、経理部の中に、売掛金専門、買掛金専門の部署があると聞いたことがあります。
売掛金部門の方は、来る日も来る日も、売掛金とその入金の消し込み作業。
ある意味すごい方々です。消し込みのエキスパート。

写真は、先日お客様のところに送られてきた、請求書の切り替えのお知らせ。

たぶんどこかの業者がパッケージで売っているんでしょう。
見事な汎用文書で、どこの会社でも使えます。

それはさておき、今回の新型肺炎は、何をやっているか分かりにくく、近寄りがたかった、
俗に言う「本社業務」や「経理業務」を、見事に白日のもとに引きずり出しました。

ブラックボックスのように思えた業務は、実は大したことはなかった。
職人芸のように見えた業務は、守る必要の乏しい伝統芸能のような世界。

請求書が紙で来なければ、その請求書を入力したり、入金の消し込みをする必要はなくなります。
いちいち会社ごととか、月ごととかに分けたり、ファイルする必要もないでしょう。

その分の時間や労力を、ほかに振り向けることができます。
より収益を上げたり、あるいは従業員に(時間や手当で)還元したり。

電子化と言うと、何か大規模な設備やシステムなど、莫大な費用がかかるイメージがあるかもしれません。
でも、考えてみれば請求書に書いてあることはたった6つです。
日付、取引先名、品名、数量、金額、摘要。

それ以外の補足的な情報は、適宜「備考欄」にでも書いておけばいいでしょう。
そうすれば一定のフォーマットで、簡単に共通のプラットフォームができます。

伝票形式ですが、食品業界では統一様式の請求書もあります。
それ以外の業界でも、EDI方式で標準化・統一化が進んでいます。

こういう標準化は、多くのメリットをもたらします。
変な縄張り意識をやめて、みんなでラクできる仕組みに変えてもらいたいものです。

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【編集後記】
iPhone SE2が来ました。
薄くて小さくて軽くて、それでいて高機能。
十分満足できます。

しかし何時も、開封の儀はワクワクしますね(笑)

おいしいもの倶楽部

書いてる人

谷口敏文
(税理士 ㈱Polku 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

■ 登録商標について

・「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、これを考案開発された西順一郎先生の会社、 株式会社 西研究所 の登録商標です。

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