話しかけるのはちょっと・・
置き換わる
冒頭の写真は、工事現場で見かけて撮りました。
工事現場では旗振りロボットや、旗振り電光アニメのようなものを見たことがありますが、これは今まで見たことのないパターンでした。
交通整理をするわけでもなく、音声は出ていたかもしれませんが、私が近くを通ったときには聞こえず(聞き取れず?)。
顔の部分を覗き込んでも液晶がよく見えず、何をしているのかまでは確認できずでした。
人手不足や、危険回避などのため、人から置き換わっているんでしょう。
エージェントとフィジカル
先日、Tech業界のアナリストの方のお話をお聞きする機会がありました。
その方のお話によると、今AIでの注目は、エージェント型とフィジカル型があるとのこと。
エージェント型というのは、自分に変わって仕事をしてくれる、いわゆるエージェントのような存在になりうるAIだといいます。
今話題のChatGPTよりも先で、Chatすら必要ない。
1つ1つの対話ではなく、1を言えば10までやるみたいな、有能なエージェントです。
イタリアに旅行に行きたい、と言えば、すべて手配済みの旅行案内書が送られてくるイメージだとか。
いわば「頭」の代わりをしてくれるものです。
一方でフィジカル型というのは、「体」の代わりをしてくれるもの。
現時点でも、配達ロボットなどがありますが、あのイメージです。
「この書類を谷口さんに届けておいて」
と指示すると、ちゃんと届けてくれる感じです。
そのうち街を行き交う半分は、ロボットだったりするかもしれません。
残った人間は何をする?
税理士の仕事に限らず、かなりの部分は人間以外に置き換え可能が見えてきています。
そうすると人間は何をするのか?
「IT、ロボットができないことを」と言っても、いったいそれは何か?
その行き着く先はどうなっているのか?
少し前にファミレスでこんな光景を見ました。
・注文はタブレットで
・お運びは配膳ロボットが
・レジは機械化
店員さんがやっていたのは、テーブルの片付けとクレーム対応。
そのときも「うむー」と思っていましたが、今回話を聞いて、さらに「うむー」と感じています。
まだまだ人間にしかできないことはある、と思いつつも「いや、それ人間じゃなくてもできます」ってことが増えていったら。
人間の非効率を補うために、AIやロボットの力を借りて効率化する。
その結果、人間がやることは(AIやロボットがやらない)非効率なこと?ムダなこと?
そうするとその非効率を補うために・・・
その先がイメージできないのは、アタマが固いんだろうなぁ。
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