無料_相談

無料相談、相談無料

「ご相談は無料です」
よく見るフレーズです。

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無料相談、相談無料。
言葉を補ってみると、無料の相談、無料で相談、相談は無料。

1、無料の相談
・相談する人:無料
・相談を受ける人:有料
 税理士会など主催者がお金を払っている?
 相談を受ける人は損していない?

2、相談は無料
・相談する人:無料
・相談を受ける人:有料
 顧問料などに含まれている?
 実際は無料ではない?

3、無料で相談
・相談する人:無料
・相談を受ける人:無料?
 (友達なんだから)無料で相談に乗ってよ
 相談なのにお金取るの?
 お客になるかもしれないよ?

こんな感じでしょうか?

無料相談については相談する側、される側で、まだまだ温度差があるようです。

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サービスがすぐに提供できるのは?

おまわりさんが、尋ねた道をすぐに案内できるのは、
ソムリエさんが、肉に合うワインをすぐに選んでくれるのは、
税理士が、税金のことを聞かれて答えられるのは、

すぐに答えられるのは、それまでがあるからです。

・勉強している
・経験している
・苦労している
・修行している

困りごとや、悩み事が短時間で解決するのは、
質問の意図を理解し、適切な対応ができる技術を持っているからです。

お金や時間がかかっています。
それに対しては適切な対価が必要です。

以前は「お客さんになれば、もとは取れる」的な考えもありました。
でも今は、相談をお受けするときは、無料ではお受けしていません。

ほかの事務所は無料相談やってるよ

「ほかの事務所は無料相談やってるよ」
こんなことを言われることもあります。
その場合、「それではそちらの事務所でご相談されてはいかがですか」と私は言います。

ほかにも「無料で相談に乗ってくれませんか」という方をお断りする場合、
・税理士会で無料相談やってますよ
・市役所に相談相談ありますよ
・ネットで調べてみてはいかがですか
と促しています。

特に日本人は「サービスはタダ」という意識が強いです。
でも、サービスはタダではありません。
「おまけ」ではないのです。
サービスを業(なりわい)としているのです。

仕事です。
ボランティアではありません。

相談を受ける側も、きちんと請求しましょう。

無形のもの、サービスにお金を払う意識を作っていきましょう。