昨年一時的に収入が多かった個人の方は(予定納税の7月減額申請)

昨年と今年で大きく変わる見込みの方は・・
(書式は令和3年版)

予定納税とは

確定申告をした個人の方で、一定額以上の税金を納めた方が対象になります。

ごくざっくりした言い方をすれば、
「前年にこれだけ税金払っているから、今年も同じくらいになりますよね。
だったら来年の確定申告のときに納税が大変にならないように、先に払っておいてくださいね。」
という納税者のお財布にやさしい制度です。

いや、
「前年に税金たくさん払ってもらったから、今年も同じくらいになりますよね?
だったら来年の確定申告のときじゃなくて、あらかじめ早めに払ってくださいよ。」
かな?

具体的には、予定納税基準額(ほぼ前年の所得税額)が15万円以上の方が対象です。

仮に予定納税基準額が15万円だとしたら、
7月に5万円、11月に5万円、来年3月の確定申告のときに残りを、てな感じです。

振替納税の手続きをしている方は、その口座から引き落としになります。
そうでない方は、納付書が送られてきます。

昨年収入が多かったのは、一時的なので・・

昨年、コロナの影響で、時短給付金などを受けた個人の飲食店の方も多かったのではないでしょうか?

通常であれば、接客して料理を出さないと得られない収入が、原価ゼロ、人件費ゼロで入ります。
粗利率100%でした。

まじめに行政の要請に従っていて、通常よりも利益が出てしまった、納税額が多かった方もいたかもしれません。
でも、もうコロナの給付金はないでしょう。

そうすると、前年と同じように・・とはならない。
先払いなんて・・

というときは、減額申請をしましょう。

具体的な手続きは?

令和4年分について、「予定納税の減額承認申請書」を出します。
現時点ではまだ4年分の書式は出ていませんので、こちらでは3年分の様式をもとに書きますが、おそらく書式はほぼ一緒だと思います。

必要事項を記載して、税務署へ提出します。
e-taxでもできます。

中程のこちらの欄に理由を書き、

その下側のこちらの欄で、見積もった所得から所得税を計算して記入します。

所得金額は概算で構いません。
「所得」ですから、売上を書かないようにしてくださいね。

また、所得から差し引かれる金額欄。
3年分の確定申告で所得が増えた方は、国民健康保険料が上がっていると思います。
もう納付書は来ているでしょうから、ここから金額を拾いましょう。(マイナスの要素なので)

所得が減ることについて、わかりやすい資料があれば、それを添付してください。
試算表があればそれを、あるいはExcelなどで作成した簡易のものでも構いません。
(ない場合は付けなくても構いません)

提出期限は、
第1期分及び第2期分の減額申請(7月、11月両方)については、その年の7月1日から7月15日までに、
第2期分(11月)のみの減額申請等については、その年の11月1日から11月15日までに提出します。

いちおう「申請」なので、却下されることもありますが、私の経験では却下された方はいません。

提出期限が15日ほどしかありませんので、該当する方は、今から用意しておきましょう。

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【編集後記】
給付金の不正受給について、報道されています。
もう給付金もないでしょうから、これから本格的に審査等がされるのではないでしょうか。

ところで、減額申請書の理由欄。
給付金を受け取った方は「廃業」とか「休業」とかを事由と書くと、それは別の意味でよろしくない気もします。