淀みない流れは、安心をもたらします

相変わらずトイレットペーパーは、店先にありません。
マスクも一向に見かけません。

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トイレットペーパーは入っても、あっという間になくなります。
店員さんももう疲れてしまっているみたいで、ちょっと気の毒です。

「在庫はたくさんありますよ!」

と業界の方がSNSに写真をUPしていましたが、事務所のある神保町界隈ではほぼ見かけません。
トイレットペーパーは、なぜ店先に並ばないのでしょうか?

・在庫があるなら、配送すればいい
・配送するにはトラック(台数)を増やせばいい
・ドライバーが足りない?なら増やせばいい
・トラック(台数)が増やせないなら、配送回数を増やせばいい・・?

どれも確かに正論ですが、現実にはなかなか実行できません。

・買うお金がない
・ディーラーに車がない(納車待ち)
・買ったはいいけど、トラックを維持し続けるのはムリ
・今の御時世、そう簡単に採用できない
・人件費の負担、できません
・運良く採用できても、需要がなくなったからと言って解雇はできません
・時間的にムリ
・働き方改革で強制もできない

商品が消費者まで届くためには、需要、生産、配送、販売の流れがよどみなく行くこと。

どこかで目詰まりを起こしてしまうと、途端に不具合が生じます。
そして店頭から消えたままになっていると、さらに不安を煽ることになります。

ここはひとつ、国が主導して不安を解消してほしいところです。
もちろん消費者も、買い占めはしないでくださいね。    

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【編集後記】

今月始めから休止になっていたスポーツクラブが、明日から再開されることになりました。
全面再開ではなく、各種のレッスンやパーソナルトレーニングは休止のままです。

そのほか、有酸素マシンやマッサージチェアーが、間引いて設置されるそうです。
スポーツクラブは感染源として悪者扱いですから、慎重にならざるを得ないのでしょう。

もとに戻るまでは、もうしばらくかかりそうです。