研修の受け方、考え方

税理士業の仕入れは何か?と問われれば、勉強と現場を見ることだと思います。

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研修、セミナーの受け方

税理士には「年間で36時間研修を受けなさい」という決まりが課されています。

昨日は今年6月から受講した税務研修の最終回。
内容は「従業員持株会の法務・税務」についてでした。
この研修はその他にも、持分会社や信託、納税猶予・免除、組織再編、資本等取引など、多岐にわたるものでした。

残念ながら上記の36時間研修の認定を受けていない研修なので、この時間にはカウントされません。
ですが、そういう研修やセミナーでも、多く受講しています。

やらないから学ばない?

従業員持株会や信託、納税猶予・免除、組織再編など、現状ではまずやらないでしょう。
今後もそういう事案やお客様とは、関係することもなさそうです。

だったら行くだけ時間とお金の無駄?
いえ、そうではないと思います。

やはり基礎知識的なものとして、理解しておかなければならないものはあります。
また、そういう事案をやらないならなおのこと、研修は受けておくべきです。
その知識や基本的な考え方に基づいた、自分のスタンスを決めておくためです。

何でもできるわけではないから

個人の事務所など、できることには限りがあります。
総合病院ではなく、町の内科医でしょう。

自分の専門外なら、紹介状を書いて専門の先生を紹介する。
ケガをした人がきたら、応急処置を施して外科に行ってもらう。
何でも自分でやってはダメだと思います。

自分の力量を見極めつつ、自分の守備範囲はしっかり守る。
もちろん、日々研鑽は必要なのは、言うまでもありません。

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【編集後記】

研修の後の懇親会、これも情報の宝庫です。
他の方がどんなことをしているか、講師の方のウラ話など。
懇親会に出ないのは、研修会の価値を半減させてしまっていると思います。

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