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言葉と感覚

time 2018/05/02

例えば、私が「犬」を目で見ます。
犬の形が網膜から脳に伝わります。
でも、この段階ではその写像の情報(信号)のみが脳にあるだけです。

隣で別の人が犬を指差し「犬(いぬ)」と発声します。
ここで私に「犬」という音声情報が耳から入り、音声情報(信号)が脳に伝わります。

当然のことながら写像情報の信号と、音声情報の信号は違うものです。
信号が別々だから別のものだといえば、それで終わりです。

人間はどこかのタイミングで言葉を持ちました。
この目で見た「犬」と耳で聞いた「犬」を同じものと認識します。
「犬」という「言葉」を使って、可視光の信号情報(仮に123とします)と可聴域の信号情報(仮に567とします)を「同じもの」として結びつけます。

これにより視覚信号の123と聴覚信号の567を「犬」という言葉で結びつけます。
隣の人との「言葉による会話」を成立させることができます。

人間の可視光の波長は360−830nm(ナノメートル)といわれています。
一方で人間の可聴域は20−20000Hz(ヘルツ)といわれています。

光はあるけど見えないもの、音はあるけど聞こえないもの。
うまく言えないけど、感じるなにか。
自然物であるヒトは感じています。

しかしそれがよく分からないので、言葉にはできません。

五感、あるいは六感で感じるもの。
この中で言葉にできないものは多くあります(あると思います)。

AI、コンピュータは所詮計算機。
言語化されたもの以外は処理できませんから、非言語を感じることのできる感覚をヒトとしては大切にしていきたいものです。

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会計は会社のすべての事象のうち、数字や言葉になるもののみが「情報」として処理されます。
そしてこれらが集計等を通じて「一応の」形となり、伝えられます。
しかし当然のことながら、会計は会社のすべてを表すことはできません。

確かに事象として社長や従業員が、取引先が感じているなにか。
これは間接的に数字として現れてきます。

この何かを感じ取ることができるか。
この感覚が鈍らないよう、研ぎ澄ましておきたいものです。

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