自分で選べるか?(働き方改革?法案)

なんか違和感ある「働き方改革法案」、その違和感について考えてみました。

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農耕民族と狩猟民族

日本人の働き方は俗に「農耕民族的」といわれます。
一方で欧米型の働き方は「狩猟民族的」といわれます。

狩猟民族は獲物を求めて飛び回ります。
ただ、いつでも獲物があるわけではありません。
大物を仕留めるときもあれば、何日も空腹で過ごすことも。
獲物を巡って、他の部族との争いもあります。

農耕民族は定住型です。
そこでコツコツ長い期間をかけて、成果物を得ます。
米や果物、比較的小さなものをできるだけ多く収穫できるように工夫します。
期間も長いし、自然の力も、周りの人の力も借りないとなりません。
でも、ときに災害などが襲うこともありますし、共生のため中間マージンもあります。

国が働き方を決めることはないのでは

「長時間労働を是正しろ!」
「正規と非正規の差をなくせ!」

日本人だっていろんな人がいます。
会社(経営者)だって、いろんな会社があります。
「ハードで高給な運送業で数年働いて、自分の店を持つ」そんなのもあります。
1日10時間働いて2万円の人もいれば、30分で100万円の人もいるわけです。
「8時間働けば・・」みたいな固定概念化も違和感あります。

違って当たり前なはずなんですが、「日本人」の働き方・働かせ方を一括りしたいようです。
余計なお世話ですね。

自分で選べる力を持とう

結局、どっちでもいいんです。
その人が困っていないなら、そのままで。

ただ困ったときにその場から逃げられない。
困る前に別の道を自分で選ぶ力がないことが問題なんです。

自ら選ぶことができないような教育。
「先生の言うことを聞きなさい」
「みんなと同じようにしなさい」

これは第2次産業革命、高度成長期までの話。
その時代の大人が決めつけてはいけないです。

どちらにも長所・短所、メリットデメリットがある。
その上で、自分で決められる力を持つことが大事ですし、オトナはそれを育んであげるべきです。

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【編集後記】

昨日は江東区のお客様のところへ。
住吉駅から「東陽町駅」行きのバスに乗ります。

バスが来ていたので慌てて乗ったら、いつもと違う方に曲がってしまいました。
次のバス亭で降り、戻って乗り直し。

「東・・」と見えたので乗ったのですが、そのバスは「東大島駅前」行き。
「東陽町駅前」と空目してました。

あわてず、余裕を持って行動しましょー