自然から教わることは、多い

自然のものはたくさんある

周りを見回すと、人工物は多いです。
でも、自然物の比ではありません。

自然物はよく見ると、きわめて合理的です。
何でこうなっているんだろう?と一瞬思っても、それにはちゃんと理由があります。
トータルでは合理的です。

身近な例ではたまご。
馴染みのあるところでは、ニワトリの卵、鶏卵です。

卵は食べられるためにあるわけではない

人間は日常的に卵(料理)をよく食べます。
料理にも多くの卵が使われています。
私も卵料理、大好きです。

でも、ニワトリは人間に食わすために卵を生んでいるわけではありません。

ニワトリの立場から、卵を見てみましょう。

ニワトリが生んだ卵は、ひよこになり、ニワトリとなります。
そのためにニワトリは、卵を生んでいるわけです。
大事な大事な、次の世代なのです。

卵が楕円形で、まんまるでないのも、転がって落ちたりしないためです。
割れたら困りますから。

卵の中といえば、雛となる黄身の部分が一番大切です。
それを守るために、卵殻・卵殻膜・卵白(白身)があります。

生まれたばかりの卵(黄身)の大敵は細菌。
殻や白身がこの細菌の侵入を防ぐのです。

卵を買ってくると、冷蔵庫に入れる方が多いと思います。
でも、自然界に冷蔵庫はありません。
卵を冷蔵庫に入れるのも、実はナンセンス。

冷蔵庫に入れると、扉の開け締めで温度が変化し、結露したりします。
卵に水滴がつくと、殻から水が染み込んで、痛みやすくなります。

卵はゆでたほうが長持ちする?

生卵とゆで卵、痛みやすいのは、ゆで卵です。
理由は、茹でることによって、白身の免疫機能がなくなってしまうからです。
生卵の状態が自然界では普通ですから、その状態の方が、より長く黄身を守れます。

卵と温度の関係も、卵焼き、特に目玉焼きを作るとそれがわかります。

卵は、自然界では火で加熱されることは稀でしょう。
火で加熱するなんて、人間ぐらいなもんです。

目玉焼きを作るためにフライパンに卵を割り入れると、どうなるでしょう?

まず白身が固まり始めます。
そして黄身が固まり始め、黄身の周りの白身がしばらくたって固まります。
黄身の周りの白身が固まらずに、端が焦げてきたなんて経験ありませんか?

これも白身が黄身を必死に守っているからなのです。

白身が固まり始めるのは、約58℃、完全に固まるのは約80℃です。
一方の黄身は約70℃で固まります。
つまり、黄身よりまず先に固まって熱を伝えにくくしつつ、80℃まで耐えているわけです。

じっくり見つめてみる

じっくり観察してみたり、じっくり考えてみると、そこから何かが見えてきます。
何でそうなっているのか、どうしてそうなのか。
自然界を見ると、実に合理的です。

理にかなっているものは無理に変える必要はなく、不自然なものは自然な状態にすればいい。
意外に人間がこねくり回していること、多いような気がします。

複雑になればなるほど、解きほぐして簡単にすればいい。
そんな気がするのでした。

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