年号の読み替え(個人年金保険料控除・担当者向け)

年末調整の書類が従業員の方から集まってきます。
提出された会社の担当者の方は、チェックや入力作業が必要になるでしょう。

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ここで結構面倒なのが、年号の読み替え。
扶養控除等申告書の親族の生年月日。
ほぼ和暦で書かれていると思いますが、西暦で書く方もいます。

「年末調整のしかた」ほか、税務用の書類は原則和暦で書かれていますから、判定のためには和暦にしておく(あるいは読み替える)方が便利な場合があります。
過去の日付については、意外に皆さん慣れています。

もう1つ意外に面倒なのは、生命保険料控除の個人年金の控除。
この控除を受ける方は、年金受給日を記載しなければなりません。

従業員の方は証明書のとおりに写してくると思います。
和暦であれば和暦で、西暦であれば西暦で。

記入は和暦でも西暦でもいいと思うんですが、もし年末調整用にソフトを使っていると、読み替えが必要になる場合があります。

ソフトは和暦対応になっているものが多いです。
しかも意外に日付データではなく、テキストデータになってます。
2019/11/17ではなく、20191117とか、011117とか。

特に今年は改元の関係で混乱しそうです。
保険会社の証明書も、表記が和暦表示だったり西暦表示だったりしますから。

先の年号の読み替えは意外に盲点です。

表にするとこんな関係です。

年金は何十年先にもらうものです。
表でもいいですが、読み替えように整理しておきましょう。

・平成 → 令和 30を引く
・西暦 → 令和 18を引く
・令和 → 西暦 18を足す
・平成 → 西暦 12を引く

システムは西暦に統一してほしいですね。
来年公開予定の国税庁のソフトにも期待したいですが・・・

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