順番には意味があると思う

(イラストやさんの画像を使わせていただきました)

夏休みもあと少し、自由研究ネタにどうでしょう?

国民の3大義務は?

「国民の3大義務は?」は何でしょう?
こんな問いかけをすると、だいたい「納税」がいちばん最初にきます。
次が「教育」、「勤労」は最後にくるケースが多いです。

「ゼイキンは払うのは国民の義務じゃ」
そう「教育」されているからなのでしょうか。

国からすれば、「納税」は順位の1番にくるのでしょう。

国民の側からすると、「教育」が1番、「納税」が3番。
これが順当なところかと思います。

では、憲法はどうなんでしょうか?

憲法を見てみると

憲法の条文を抜き出してみます。

〔教育を受ける権利と受けさせる義務〕
第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

〔勤労の権利と義務、勤労条件の基準及び児童酷使の禁止〕
第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。
2 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。
3 児童は、これを酷使してはならない。

〔勤労者の団結権及び団体行動権〕
第二十八条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。

〔財産権〕
第二十九条 財産権は、これを侵してはならない。
2 財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに、法律でこれを定める。
3 私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。

〔納税の義務〕
第三十条 国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。

義務について最初に出てくるのは、26条。
「教育」の「権利」があって、それを受けさせる「義務」と続きます。

そこから条文を見ていくと、次に「勤労」(27条)

続くのかと思いきや、2つ飛んで、30条に「納税」の義務が出てきます。

日本の基幹となる法律ですから、適当な順番で並んではいないと思います。
教育、勤労、納税。
この順番にも、意味があるんだと思います。

順番には意味がある

教育が1番最初なのは、誰もが納得できると思います。
読み書きそろばんから始まって、適切な教育を受け、やがて社会に出て働く(稼ぐ)力をつける。

これはその人のためでもあり、ひいては日本のためになります。

そして、個人や会社が稼いだ結果として、ゼイキンを納める。
その税金を使って、国は日本国民の生活の質を上げる使命があります。
へんなことに使ってはダメなのです。

そのことは、教育の義務の前、25条にも書いてあります。

第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

教育以前の事項として、国に課しています。

昨今の事象を見ると、教育や勤労が蔑ろにされているような気もします。
ここをしっかりすることが、結果として国が豊かになることにつながると思います。

多くの票をお集めになり、議員となられたセンセイのみなさま。
どうぞ目先の損得ばかりではなく、大局を見据えたご活動をお願いしたいものです。

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