論点はどこなのかな?

少し前に報道があったコンビニの営業時間の問題。
報道などを見ていて、何かしっくりきておらず、気になっていました。

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どちらかが正しいということではなく、論点がズレていっていることが気になっています。
自分なりに整理してみたいと思いました。

問題の概要は・・

あくまでも、報道等で出ている部分からの概要です。

・あるコンビニの加盟店が、契約で決められている営業時間をオーナーの判断で変更した
・変更した理由は、人員の都合がつかないため
・コンビニ運営会社は、営業時間を戻すように要請した
・コンビニ運営会社は、契約違反なので違約金が発生する(とは言っていないとのことですが)
・オーナーは他のFCオーナーらと、運営会社側に団体交渉を要求
・運営会社は、オーナーは独立した事業主なので、団体交渉には応じられない
・・・など

(当事者に直接話を聞いているわけではないので、違う部分があるかもしれません)

本質的(だと想像する)問題点は、契約とその履行についてであって、それ以外は本質的な問題ではないと私は考えました。
そうでないと、この問題はどんどん違う方向にすり替わっていくからです。

どんなところがすり替わっていくのか?

自分が思う、この問題で論点がすり替わってしまっていると思う点は、
・オーナーと運営会社の関係
・24時間営業が時代にあっていない
・人員の確保が難しい
という3点です。

オーナーと運営会社の関係

オーナーと運営会社は契約により、そのコンビニを運営しています。
雇用契約ではありません。

名の知れたコンビニですから、どんな営業をするのかは事前に分かっているでしょう。
また、契約書を交わしているわけですから、そこでも確認していると思います。

運営会社のほうが、力は強く見えます。
ですが合意のもとの契約ですから、対等だと思います(でなければおかしいです)。

双方に契約をすることを選ぶ権利も、やめる権利もあります。
と同時に、契約に基づく義務は履行しなければなりません。

24時間営業が時代にあっていない

これは運営会社の経営方針でしょう。
もともとは24時間営業ではありませんでしたが、時代の変化とともに24時間営業になり、それが当たり前のようになっています。

一方で昨今の状況から、24時間営業の必要性も疑問視されています。
ただ、これを判断するのは運営会社側です。

顧客のニーズを見誤れば、他社との競争に負けます。
加盟店からの不満や、離反が出てくることもあるわけです。

そういう状況は理解できますが、それは今回の問題の直接的な論点ではないと思います。

具体的な契約内容や、他の運営会社の状況を知りませんので軽々には言えませんが、その看板をおろし、オーナーの状況にあった、違う看板にするという選択肢もあると思います。

違うユニフォームを着るのは、どうですか?

人員の確保が難しい

人員の確保は、どの業界でも苦労されているようです。
しかもコンビニの場合は、営業時間は一定数の人員が必要になります。
そのご苦労は、大変なものだと思います。

また、報道等での情報ですが、アルバイト3人は大学4年生で、同時期に退職となってしまったとのことでした。
でも、これは採用したときから分かっていることだと思います。

自分に置き換えてみました

お客様からお金をいただくとはいえ、立場は対等だと思っています。
先生商売と言われますが、偉いわけではないです。
お互い、相手を選ぶ権利はありますし、やめる権利もあります。

当然、良好な関係を維持できるように努力しています。
いやいや仕事はしたくありません。

個人事業主としては、他人事ではないですし、考えさせられる事例だと思った次第です。

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【編集後記】

そろそろ桜が咲きそうです。
千鳥ヶ淵でもインド大使館のあたりとかに、早咲きの桜があり、もう咲いているとか。
混む前に、見に行っておこうかな。