お客様との関わり方

税理士の仕事って

基本は税金についての申告業務です。
付随して会計業務などが生じてきます。
でもこの辺の仕事はある意味機械的な業務です。

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そこで、相談、あるいはコンサルティング的な仕事が派生してきます。
税務相談、経理や会計の相談、経営相談といったものまで。

個人でも、小規模な法人でも、いわゆる専門家と呼ばれる職業でいちばん身近なのは税理士です。
だって年に1回、必ず税務申告は必要ですから。
自分でやる方もいるでしょうが、他の専門家にくらべれば、ニーズは高いです。

専門家ではありますが

一般人の方から見れば、税理士は専門家です。
町医者の感覚です。

専門は「税金」ですから、ほかは予備知識程度。
知っているというレベルです。
ですので、税金以外の難しいことには答えられません。

税金でも個人事業専門、医者専門、相続専門、といった看板を出されている方も多いです。
少し特異な分野は、専門の専門家に聞くといいでしょう。

私は相続税の申告は原則としてやりません。
飛び込みで依頼は来ませんが、来たとしてもお断りしています。
ただ、個人事業や法人の申告で関わっているお客様の案件は、お断りしていません。

普通に、事前に思いを巡らす

どんな税金でも、申告する税金はその人なり会社なりの歩んできた結果に基づきます。
結果の前にはプロセスがあり、その前には意思決定があります。

なぜこういう結果になったのか。
それにいたるまでのプロセス、意思決定がなぜそうなったのか。

新規のお客様とお話をするときは、特にそこに気を遣います。
このときは結果から入るからです。

税理士の仕事の醍醐味

税理士の仕事の醍醐味ってなんでしょう?
そう聞かれたら私はこう答えます。

意思決定とプロセスから関われること だと

多くの場合、何かことが起きてから専門家のところに来ます。

虫歯になったから歯医者さん
○○が壊れたので修理屋さん
争いになったので弁護士さん

予防的にこれらの方のところに来る方はいます。
でも、税理士は経理を見たり、会社を見たり、個人を見たり。

事前にその意思決定やプロセス、兆候を見ることができます。
予想や、予防的措置が取りやすい立場にいます。
これはすごい醍醐味だなと最近感じていますし、そこを聞く能力は必須だと。

税金の計算はめんどくさいですが(笑)、ソフトがやってくれますからね。

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【編集後記】
明日で10月も終わりです。
早いな〜

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