受け止める?よける?逃げる?

何かを持った人が、こちらにそれを投げようとしています。
さて、あなたは?

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受け止める

あなたは野球やキャッチボールをしている
あなたはグローブをしている
あなたは構えて取る準備ができている

相手がボールを投げることを知っている
相手を知っている

こんな場合は、相手が投げてきたボールを受け取ることができると思います。

よける

あなたは野球やキャッチボールをしていない
あなたはグローブをしていない
あなたは構えて取る準備ができていない

でも、相手がボールを投げることは知っている
相手を知っている

相手が投げてくるボールの方向、スピードがわかる、予想できる
でも捕ることは難しいと思う

こんな場合は、私なら相手が投げるボールを、よけます。
よけようとします。

逃げる

さて、これを災害に置き換えてみましょう。

台風が来る可能性が高いことを知っている
大雨が降る可能性が高いことを知っている
大雪が降る可能性が高いことを知っている

注意報や警報が出ていることを知っている
避難勧告や避難指示が出ていることを知っている

今回の大雨の被害、被害にあわれた方には謹んでお見舞い申し上げます。
そして、その被害は多くの教訓を私たちに残してくれました。

こんな早くから避難するなんて、恥ずかしい。
もう少したってから逃げれば大丈夫。
あの状況でそんな判断など、できるわけがないだろう。

TVである親子の会話が印象的でした。
子どもは「すぐに逃げないとダメだ」
父親は「まだ大丈夫だ」
押し問答をしている間にも、水位は50cmぐらい上がっていました。

この映像から想像したことを、失礼を承知で言わせていただければ、

「こんな早くから避難するなんて、(恥ずかしい。)」
「もう少したってから逃げれば大丈夫だ。」
お父さんにはこんな気持があったのでしょう。

「ちょっと早すぎたねー(笑)」
「大騒ぎしすぎたかねー(笑)」

とにかく早く行動を起こせば、比較的楽に、余裕を持って逃げることができます。
タイミングを逃せば、避難が困難になる、避難できないかもしれない。
あるいは状況の悪い中、救助を待たなければならないかもしれません。

今回の大雨の被害、被害にあわれた方には謹んでお見舞い申し上げます。
そして、その被害を教訓として、私たちは学ぶべきではないでしょうか。