戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役に立ちません

前提や条件、価値観があっているかは大事なポイント

time 2020/09/09

こんな問いがあったら?

あなたは、次の3つのうち1つをすることができます。
どれを選びますか?

1,高級マンションを必ず手に入れることができる
2,高級外車を必ず手に入れることができる
3,必ず儲かる株を手に入れることができる

ある記事

有名なFPの方が解説していた記事。
内容はわかりやすく、なるほどなーと思ったものがありました。
でも、私に置き換えた場合、しっくりこない点が多いものでした。

概要はこんな感じです。
・50代前半のサラリーマン
・4.5億円の金融資産を持っている
・55歳から年収は900万円に減額(現在の年収は不明)、61歳から65歳までは年収400万円に減額
・子どもは大学へ進学し、2千万円ほどかかる

検討のポイントは、
・今回マンションを買うが、6千万円ほどの住宅ローンを組むかどうか?
・老後資金は足りるか?
・子どもに財産は残せるか?

いかがでしょうか?

正解・不正解がどうかとか、
何がベストアドバイスになるか、ということではありません。

前提や条件設定、価値観

前提、条件設定はどうなんだろう?
価値観はどうなんだろう?

私はバブル世代、新人類世代と言われています。
たぶん昭和の価値観で、育ってきているでしょう。
それでも、少しは柔軟な考え方をしているつもりではいます。

それでも、
・収入はほんとうに予定通り入るのか?
・退職金の設定もありましたが、ほんとうにアテにできるのか?
・50代前半で、住宅ローンを組んでマンションを買うのか?
・子どもは本当に親の財産がほしいのか?

まるでピンときませんでした。

記事のターゲット世代が、おそらく昭和の価値観なのでしょう。
それでも、私のように考える人は多いと思います。

この記事を鵜呑する方も多くはないと思いますが、
前提・条件、自分の価値観というものにきちんと向き合って、考えるようにしたいものです。

ーーー

最初の問いについて、
どれを選ぶかはひとそれぞれで、正解はありませんよね。
おまけに「どれも選ばない」という選択肢もあってもいいはずです。

この手の問いは、選ぶか・選ばないかの選択をさせない販売などの手法でもあります。
この選択肢の中に、必ず答えや正解があるわけではありませんし。

書いてる人

谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

■ 登録商標について

・「MQ会計」「MQ戦略ゲーム」「企業方程式」は、これを考案開発された西順一郎先生の会社、 株式会社 西研究所 の登録商標です。

・P、V、M、Q、PQ、VQ、MQ、F、G は西順一郎先生の著作物です。