大きくしない・小さくする、こともひとつのやり方

乗る側は、大きめのタクシーが乗りやすいです

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京都の個人タクシー

先日、ラジオから、こんな話が流れていました。

京都の個人タクシー運転手さんのお話。

最近はインバウンドのお客さんが戻ってきてうれしい反面、

・2〜3人ぐらいで動くことが多い
・バックパックとガラガラ(トランクケース)を引いて、移動している

外国人のお客さんに当たると、
・荷物の積み下ろしの手伝いをするが、量がたくさん
・ぎゅうぎゅうに詰め込んでいるので、荷物が重い
・みんな体格が大きいので、車の中もぎゅうぎゅう

なんだそうです。

あえて小さくする

運転手さん、年配の方だそうです。
この調子じゃ「腰がやられちゃう」。
かといって、乗車拒否すればクレームになっちゃう。

ということで、この運転手さん。
車を少し小さいサイズに変えたそうです。

「アー、オキャクサン。コノ クルマジャ ムリデース」

荷物が詰めませんし、人が乗るのもタイヘン。
ということで、やむなく乗車をお断りすることになります。
(乗車拒否じゃないです、不可抗力です)

お客さんも
「ソレジャ シカタ ナイネー」
「ツギノ タクシーニ ノルヨ」
となり、荷物の(少)ない方が乗るようになったとか。

小さいなりのやり方

職員さんが100人規模の大きな会計事務所もあります。
数十人規模の多くな事務所もたくさんあります。

一方で、1人あるいは2,3人の小さな事務所もあります。
会計事務所は、二極化しています。

大きい事務所は大きい事務所なりに、マンパワーがあります。
「数は力なり」という考え方もあるように、パワフルな活動ができます。

1人の事務所では、できることには限りがあります。
でも、これはデメリットでもあり、メリットでもあります。

多くのお客様の相手はできませんし、
たくさんの人員が関わることもできませんし、
数に任せた、やっつけ仕事もできません。

1人の事務所は、一馬力。

自分の力量の範囲内で、
件数を限り(絞り)、
内容を限り(絞り)、
時間を限り(絞り)ます。

自分で、決めます(というか自分でしか決められません)。

大きい事務所には、そこに見合うお客様が、
1人の事務所にも、そこに見合うお客様が来ます。

私は1人で、小さく、を選んでいます。

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