一朝一夕ではない


久しぶりに行った浅草の老舗

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料理がおいしい人って

「お母さんが作るカレーは、とってもおいしい」
子どもにそんなふうに言われると、お母さんはうれしいものです。

料理をおいしく作れる人は、そうでない人と、何が違うのでしょうか?

お母さんが台所で作っているところをのぞいて見ても、材料もふつう。
レストランのような調味料や、特殊な調理器具を使っているわけでもありません。

でも、おいしい料理を作ってくれます。

おいしさの秘密は?

おいしい料理を作る秘密は、なんでしょう?
例えばカレーを作るとき、材料を切って、炒めて、煮込みます。

極端な例ですが、材料を炒めてから切ったり、煮込んでから炒めると、おいしいカレーになりません。
正しい手順で、作ることができなければなりません。

手順もいちいち「作り方」を見ながらでは、材料が焦げてしまいます。
手順が頭に入っていれば、「次はこれ」「そしたらこれ」とスムーズに作業ができます。

でもここまでは手順です。

それ以外にも細かな工夫が必要になります。

例えば材料の切り方や大きさを揃えるとか、事前に材料を冷蔵庫から出して、室温に戻しておくとかが必要です。

そうしないと、
じゃがいもが煮えて溶けてしまいそうなのに、にんじんがまだ固いとか、
肉の表面は焦げちゃったのに、中はまだナマだったりとか。

手ぎわのよさは

おいしい料理を作る人だけではありません。
スポーツが得意な人、運転がうまい人、仕事が速い人。

みんなに共通しているのは、手順が頭に入っていて、手ぎわがいい。
手順が頭に入っているので、動きがなめらか。
ムダのない動きが、より良い結果を生み出します。

しかも、それをもとにより良い結果を出すためにはどうしたらいいか?
常に考えながら、試行錯誤を繰り返しています。

いきなりできるわけではなく、日々の積み重ねがあるのです。

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【編集後記】
浅草のお店。
コロナの影響か、店は部分的な営業でした。

ポテトサラダもなかったし、ちょっと味や雰囲気が変わっているような気がしました。
材料も同じ、手順も同じ、でもちょっと・・と感じるのはなぜなのかなぁ?