戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役には立ちません

分類、分析は何のためにしている?

time 2020/07/31

経営でいちばん大切なこと

経営でいちばん大切なことは何か?

それは「意思決定をして、ただちに動く」ということ。
そして最もいけないことは、何らかの分岐点にきたとき、決定しないこと。

私はそう思っています。

コロナの対応、ニュースなどを見られる方もいると思います。
この状況下で、国と吉村大阪府知事の対応はとても参考になります。

何が違うか?

あえて「国」といいます。
国の対応は私が語るまでもなく、総括責任者がわかりません。
それぞれの立場の人が、責任を曖昧にし、決定をしない。

「何もしない」という意思決定かもしれません。
それならそれで構いません。

「カレーにするかラーメンにするか?いや、今日はやめておこう」

個人の昼飯のレベルではありません。
「何もしない」であっても、その根拠は示すべきです。

「現段階では、その状況にない」
というのは、もっともらしく聞こえますが、根拠は明確に示されていません。
「空気」「雰囲気」だけがあるだけです。

行動できるか、できないか

国の会見がちっとも腑に落ちず、吉村大阪府知事の会見が腑に落ちる、その違いは何か。

それは、聞いた国民なり大阪府民なりが、
「では私たちはどうすればいいのか、どう行動すべきか」
が、わかるか、わからないか。

その違いだと思います。

大阪府では
まず府民の命を守るため、という明確なゴールがあって、
そのためには何が必要かを、根拠を持って示し、
そのために必要な準備を(大阪府は)こうしています、
そして府民の皆さん、こうしますので、協力してください
協力していただいた方には、後でこんな手当をします。

これが実に明快に示されています。

未知のウイルス、わからないことが多いので、完璧なものはつくれません。
だけど、判断できる指標がある程度整ってきたら、それをもとに判断して、動いています。

何のための分析、分類か

今日、国の方では分科会で「新たに」感染状況の4つの段階なるものが示されました。
分類や分析は何のためにやるのか?

意思決定を行い、動くためのものです。
誰も決定しない、決定者が誰かもわからないので、分類のための分類、分析のための分析が進んでしまいます。
統括責任者がよくわからないので、枝葉末節の施策だけが方向性もなく進んでしまいます。

経営でいちばん大切なことは、意思決定してただちに動くことです。
間違えないに越したことはありませんが、間違えたら直せばいいのです。

小さく決めて、小さく実行していけば、小さな修正で済みます。
いつまでも決めないと、いざ決めるときは大きな決定になってしまいます。
間違えられなくなります。

意思決定をしないことについては、時間は味方してくれません。
特に危機回避のときには。

今回の国と吉村大阪府知事の対応の違い。
比較対象にするのが虚しいですが、参考になる部分が多いです。

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書いてる人

谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

決算書作りに疑問を感じていたとき、戦略MQ会計に出会う。
経営の役に立たない決算書から、経営に役立つMQ会計を広めるべく日々活動中。

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