解決の糸口は、意外なところにあったりします。
探すのをやめたとき
井上陽水さんの歌の歌詞にもあるように、探しものは、探すのをやめると見つかったりします。
あることでつっかえて、時間ばかりが過ぎていく。
焦れば焦るほど、さらに深みへ・・
だいたい行き詰まるのは、細かい方、奥の方、深い方へ入ってしまうときです。
引いて、俯瞰して、時間や場所を変えると、すっと解決したり。
写真のクニャクニャしたもの、これは何でしょう?
単なるオブジェかもしれません。
そうでないかもしれません。
何だかわからないと、たぶん放置です。
これは市松模様の正立方体の組木です。
決まった形にしながら組み上げていくと、正立方体ができます。
完成形はこんなです。
![](https://www.tt-tax.net/wp-content/uploads/2019/06/assemble.jpeg)
ゴールがはっきりすると、やる気が出てきます。
ざっくり当たりをつけて端折る
先日、知り合いの税理士さんと話していていました。
職員さんが、1年分の通帳の入力を終え、元帳のチェックをしていました。
期末で金額が合っていません。
これでは決算ができません。
どこが違っているのか、合わせるために職員さんが入力をチェックしています。
見ていると、期首の4月1日から順番に通帳とにらめっこ。
決算から2ヶ月前、つまり2月分で入力ミスが見つかりました。
ずいぶんと時間がかかってしまいました。
「自分は後ろから見ていくけど、谷口さんならどうする?」
と聞かれたので、自分ならこうかな、と答えました。
・まず、期のまんなかの残高をチェック
・合っていなければ、さらに3ヶ月前の末日の残高をチェック
・合っていなければ、2ヶ月前、1ヶ月前と見ていきます
・まんなかが合っていれば、後半の半年を上記の要領で区切っていきます
今回の場合だと、
・まず9月末(期のまんなか)の残高をチェック
・合っているので、12月末の残高をチェック
・合っているので、2月末、1月末と見ていきます
2月末で合っていないので、1月末を見て、2月分だけを細かくチェックします。
誰に教わったわけでもないのですが「いかに手間をかけないか」「どうやったらラクできるか」が常にあるので、こんなふうになりました。
たぶん、一番最初にお世話になった事務所の所長の影響でしょう。
その所長は勤務時代、手書きで試算表を作っていたのですが、どうしても貸借対照表の左右が一致しない。
転記ミスや計算間違いも見つけられなかったそうです。
そこでその所長がとった方法は・・・
今でこそ笑い話ですが、ご本人の名誉のために内緒にしておきます。
私も同じ状況なら、そうしてます(笑)
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