申告書はいつ提出するか?

申告書の提出期限

税金は最低でも年1回、申告しなければなりません。

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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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個人なら3月15日まで、会社(法人)は決算日から2ヶ月以内です。
会社は一定の場合には、1ヶ月の延長を申請することもできます。

締日から、個人の場合は3ヶ月半、会社は2ヶ月(3ヶ月)の期間があります。
これが長いか短いかは、それぞれでしょう。

ただ、期限ギリギリ、間際までバタバタはしたくない。
なるべく早めに済ませてしまいたい。

もし、めいっぱい早く済ませたいなら、いつからできるのでしょうか?

個人の場合

個人の場合、1月1日から12月31日までの1年分を申告します。
なので、理屈では、翌年の1月1日から確定申告が可能です。

ただ、税務署(役所)は1月4日にならないと開きません。
ですから、最速は1月4日になります。

以前から確定申告書は1月4日から提出できたのですが、紙の時代は税務署が用意する申告書の印刷なども、のんびりしていました。

しかも確定申告は「2月16日から3月15日まで」という、よくわからない慣習により、税務署も税理士業界も、この1ヶ月に集中して申告を行っていました。

現在は、電子申告が普及したことと、国税庁の申告環境の整備が整ったこともあり、1月4日からの申告が可能になりました。

なお、多くの税理士が使用している「税務申告ソフト」は、ソフト提供会社の都合により、早くても1月の下旬ぐらいにならないと、申告用のソフトが提供されません。

もし最速で確定申告をされたい方は、
・自分でe-taxを使って、1月4日に申告書を出す
・e-taxを使って、1月4日に申告書を出してくれる税理士に頼む
のがよいでしょう。

会社の場合

会社の場合はどうでしょう?
例えば3月決算の会社は、4月1日に申告書を提出することはできるのでしょうか?

答えは、できます。
「ただし」が付きます。
また、ちょっと現実的ではないかな、とも思います。

会社は決算〜申告について、いろいろな手続きを経なければなりません。
ごく一般的な会社を例にあげると、

・会社が決算をまとめる
・定時株主総会にはかって、決算の承認をもらう
(これにより承認をもらったものを、確定決算といいます)
・確定した決算に基づき、申告書を作成し、提出

という手続きを経ることになります。

定時株主総会を開くにあたっては、事前に「いついつに、こういう内容で株主総会を開きます」という通知を、2週間前まで(中小企業は1週間前も可)に株主に出さなければなりません。

この通知書に、株主の承認をもらう決算書の原案を付けなければなりません。
ということは、3月31日よりあとに決算を締めて、通知することになります。

身内が株主なら、4月1日に決算書を作成して、4月1日に4月1日に株主総会を開く旨を通知して、4月1日に株主総会で決算承認をして、4月1日に申告書を提出、なんてことも可能かもしれませんが・・・、やはり現実的な気はしません。

それ以外にも、役員の任期とか、いろいろなことにも影響します。
できるかもしれまでんが、やはり現実的ではないと思います。

ちなみに、会社法の439条に(会計監査人設置会社の特則)というのがあり、この場合は株主総会を開かなくても決算を確定させることもできるようです。
私はよく知りませんので、もし興味がある方は、詳しい方に聞いてみてください。

適当なタイミングで

競争ではありませんので、いの一番に出す必要もないでしょう。

私の場合、確定申告書は2月初め〜2月中旬ぐらいまでに、会社の申告書は決算日から40日後ぐらいを目安に出してます。

決算は早めにして、申告書は間際までバタバタしない程度に、スケジューリングするのがいいのかな、と思います。

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