川で洗濯をしていると、そこに・・・

みなさんよくご存知、桃太郎のお話。
始まりはこんな感じです。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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・・・・ある日、おばあさんが川で洗濯をしていると、
上流から大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。

しかし、おばあさんは洗濯に夢中で桃に気がつきませんでした。

桃は流れていってしまいました・・・

おっと、これでは桃太郎の話にはなりません。

しかし、日常で考えれば、よくあることです。

・考え事をしていて、一駅乗り過ごしてしまった・・
・卵を買うのを忘れないように、と思っていたらカマボコを買うのを忘れた・・

意識していないと

メールのチェックをするためにスマホを取り出します。
画面を見て、メールの確認が終わって、スマホをしまいます。

「あれ、今何時だっけ?」

時計をしていない私は、もう一度スマホで時間を確認することがよくあります。
スマホには時間が表示されているのに、メールに意識がいっているので、見ていないのです。

会計からは会社のさまざまな情報が得られます。
金額であらわされた情報です。率(分析値)は必要ありません。

会計の数字もただ眺めているだけでは、よく分かりません。
でも、意識を持ってみると、その数字が語り始めます。
そして、そこから商売のヒントが生まれます。

「売掛金、200万円」

売掛金とはなんなのか?
どうすると売掛金として金額が載るのか?
それが200万円であることが、何を意味するか?
それを増やす(減らす)にはどういうことをするのか?

借方、貸方なんてどうでもいいです。
決算書の作り方もいりません。
社長が会計情報を使うための簿記・会計の知識を身につけてください。

>>(つづく)

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