平均と聞いてあなたは?

電車の中でたまに見かける日能研さんの広告。
問題はよくあるパターンのものですが、オトナの皆さん、意外に理解されていませんね。

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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改めてこの問題をよく読んでみましょう。

渋男君は、算数のテストでクラスの上位半分に入ったら、ごほうびをもらう約束をお母さんとしました。テストが終わり返却されたところ、渋男君はクラスの平均点よりも低い点数でした。
それを見たお母さんは「平均点よりも下だから、上位半分には絶対に入っていないわね。」と言いました。

(問)「平均点よりも下だから、上位半分には絶対に入っていない。」とは限りません。
その理由を、お母さんが納得するように説明しなさい。

これ、「お母さんと子ども」を、「社長と営業マン」に置き換えると、ぐっと身近な問題になりそうです。

お母さんは何を間違えているのか?

お母さんは何を間違えているのか?

お母さんは「言葉の意味」を間違えています。
「平均」=「まん中」と理解しているのです。
このため子どもに理不尽な決めつけが起こるのです。

こどもはお母さんの間違いを、やんわりと、しかし論理的に認めさせ、誤解を解かなければなりません。
そうでないとごほうびはもらえないし、逆ギレされたり、お小遣いに影響が及ぶかもしれないからです。

用語は3つ出てきます

このように「平均」に関係するものとしても用語は3つほど出てきます。
そしてその用語の意味を正しく理解し、双方が共有していないと、話が噛み合わなくなります。

複数のデータを集計し、データの示すところを読もうとすることは多くあります。
「平均」に関係するものとしては、おもに「平均値、中央値、最頻値」の3つの用語が出てきます。
そして、言葉や数字だけで見ているとピンとこないものもあります。

これについては以前、こちらに書きましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

どう計算しているのか?
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【編集後記】

昨日は家族で焼き肉に。
やっぱり焼き肉はハラミが一番です。