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バランスシート、その意味を知らない人は意外に多い

time 2015/09/28

バランスシート、その意味を知らない人は意外に多い

簿記や会計に出てくる「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)」は、英語で「バランス・シート」といいます。略してB/S(ビーエス)なんていうこともあります。

この「バランス」の意味、結構間違えている人、多いです。
それも会計の専門家・・・

バランスとは?

英語の辞書で「 balance 」を調べてみると、写真にもあるように、最初には「天秤」とか「釣り合う」といった意味が出てきます。

ところが少しいって、線を引いたところをよく見てみると、

[会計] 差引残高、差額 と書いてあります。

つまり、会計用語としては「残高」とか「差額」を意味します。

英語に限らず、言葉の意味はさまざまです。
使われるケースによって、意味が変わってくるものは多いです。

本来は「残高一覧表」と訳されるべきものが、「貸借対照表」つまり「左右の釣合照合表」と誤訳(?)されてしまったのかもしれません。

会計人でも間違えている人は多い

例えば、会計の「基本書」と銘打ってある本で貸借対照表を見てみると、

〜左右の合計金額は常に均衡することから「バランスシート」と呼ばれ〜
〜計算があっていれば、左右の金額は自動的にバランスする〜

というように、「バランス」が「釣り合い」という意味で使われていることが多いです。

現場でも
「仕訳が正しくできている」=左右の合計金額が一致している
→ その集計表である試算表も貸借が一致していないとダメ
→ 「貸借が一致している」= 左右がバランスしている
という感じでこちらも、バランス=貸借一致、釣り合う、という意味で使われています。

貸借対照表って?

会計の本を見ると、貸借対照表はこんな表だと書いてあります。

「貸借対照表は、会社の財政状態を明らかにするため、貸借対照表日における全ての資産、負債、及び資本を記載し、株主、債権者その他の利害関係者にこれを正しく表示するものでなければならない」

この文言に「経営者」は出てきません。
貸借対照表は、経営者が外部の皆さんのために作る表です。

当然経営者用ではなく、税務署や株主、銀行といった利害関係者が見やすい表になっています。

しかも、いくら貸借対照表を眺めてみても、しょせんは「残高一覧表」です。
これを分析したところで、「経営者にとって」有用な情報はほとんど得られないのです。

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