ほんとうに、くだらないです(振込手数料インボイス?)

誰得?って感じのお話です。

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振込手数料を差し引いて・・

売上代金が振り込まれるときに、振込手数料が差し引かれて入金されるケースがあります。

「代金払うから取りにきてや」
「えっ、取りにこれない?」
「ほな、振り込んどきますけど、振込手数料はそちら持ちでっせ」

という会話があったかは知りませんが、そういう商習慣があります。

集金に行く手間を考えれば、
「手数料引かれても振り込んでもらったほうがいい」
という考え方もあります。

いい悪いの話ではなくて、それで成り立っていました。
(たまに「1,100円の代金なのに、880円の振込手数料が引かれておる・・」
ということもあるようです)

そこにインボイス制度が入り込みます。

手間ばかり増えます

頭のいいお役人様が、この「振込手数料」について考えをめぐらされました。

この振込手数料は、
1,「売上対価の返還等」である
2,「代金決済上の役務の提供(支払い方法の指定にかかる便宜)を受けた対価」である
3,「支払手数料の買い手による立て替え払い」である

と仰せられ、それぞれインボイスが必要であるとか、帳簿の保存のみで仕入税額控除の適用を受けられるであるとかを、考えてくださいました。

熊さんには何がなんだか、さっぱりわかりません。

会計ソフトの設定などで対応できるものは、できるだけそれで

ということで、いちばん簡単な方法はといいますと、
・会計ソフトで設定をして、1の「売上対価の返還等」である
とするのがいちばん手間がかからないようです。
(2とか3だとインボイスが必要になるようです)

一般的には「支払手数料」という費用の科目で処理すると思います。
なので、勘定科目に「補助科目」(今回の例では「入金分振込手数料」としてみました)を設定して、税区分を「売上の返還」とセットします。

あとは振込手数料が引かれた時の仕訳で、この科目を使って仕訳をします。
そうすれば、その先は会計ソフトが集計してくれます。

あー、めんどくさい。

※振込手数料を引かなければ、こんなめんどうもありません。

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