試算表や決算書は単なる確認用書類です

「掛けで毎月、100万円売るぞ」
「掛け代金は翌月に回収するぞ」

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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社長がこう意思決定して商売をします。

商売(取引)をすると仕訳がされます。
仕訳は集計され、集計表(試算表など)ができます。

取引がスムーズにいっていれば、毎月末の貸借対照表には1ヶ月分の掛け代金(売掛金)100万円が載っている、はずです。

分析ではなく、確認

「なんで売掛金が200万円なんだ?」

・たまたま末日が休日で、入金が翌月にずれているかもしれません。
・取引先の担当者が忘れているかもしれません。
・新規の取引先を、営業が取ってきたかもしれません。
・経理や会計事務所が、間違えているかもしれません。

いずれにしても「何か」理由、原因があります。
その「何か」を確認し、対応しなければなりません。

「それは簿記の専門知識がないと、わからないんじゃないの?」

いえいえ、それは難しいことではありません。
専門知識ではなく、会計の「しくみ」を知れば簡単にわかります。

>>(つづく)

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