次を見据えて、狙いを定めて

「弓をひくヘラクレス」
エミール=アントワーヌ・ブールデル作
(Zf + Z35mmf1.8s)

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次回に向けて狙いを

写真は国立西洋美術館、前庭の彫刻「弓を引くヘラクレス」です。
どこ(なに)に狙いを定めているのでしょう?

業界的には今日は一区切り。
と同時に来年への準備の、いちおうの始まりです。

この時期に今回を振り返り、良かった点、よろしくなかった点を整理し、次回に狙いを定めます。

以前勤めていた事務所の所長の言葉で、
「確定申告は、1年前から3月15日が締め切りと決まっている!」

期限ギリギリまで毎日残業みたいな状態の年に、こう叱咤の声がありました。
確かに、その通りですが・・・なんて感じでした。

また、別の事務所のときには、番頭さんがすごい人でした。
俗に言う繁忙期だろうが何であろうが、終業時間から1分と経たずにタイムカードを押し、「お先に失礼します」と帰ります。

仕事は正確、顔色一つ変えずにこなします。
そして「なんで残業してんの?」「段取り悪いねぇ」と。

人間的には好きになれませんでしたが、「仕事のしかた」という面では、けっこう影響を受けました。

完璧ではないので

できた人間ではありませんし、うまくいくときもあれば、そうでないときも。
ひとり、1馬力の限界はあります。

ひとりであることは自ら選択していますし、言い訳にもしたくありません。
なので、仕事量はもとより、段取りや集中力を保つようにしています。
メリハリ、気分の切り替えも積極的にしています。

これまた先ほどの所長さんのお言葉ですが、
「仕事はワントレースでやれ!」

これも当時は「むうっ」と思っていましたが、独立してからはそうだなと思っています。
ワントレース、つまり一筆書き、戻って見返すような(ムダな)ことをするな!、という意味でした。

ほんとうにその通りで、いわゆる「二度手間」はロスタイムです。
資料の流れや処理の流れ、中断するときのメモなど、デジタル・アナログ関係なく、工夫することで回避できます。

チェックリスト、申し送り書(ひとりであっても)が有効です。

次回に向けて

次回に向けてのいちばんの策はなにか?
最近特に思うのは「お話し」の重要性です。

今回までの申告を踏まえて、今後に予想されるできごとはなにか?
お話しをお聞きするとともに、こちらから質問を投げてみます。

そうすると、
「不動産を売ろうと思ってる」
「株やろうと思ってる」
「今度こんな保険に入る」
そんな情報が入ってきます。

そこから税務的なトピックになりそうなものを想定し、事前に声をかけられることは声をかけ、適宜のタイミングで声をかけます。
注意点や準備してもらうものなども含め、比較的スムーズに行きます。

すでに矢は放たれているのです。

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