ぐるりと回ってもと通り?(10%消費税)


ワイヤレスヘッドホン

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決算書のつくり方
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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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ヘッドホン

ヘッドホン、私はAirpodsを使っています。

ヘッドホンは昔は有線型でした。
でもコードが邪魔くさい、といった理由から無線型へと変わっていきました。

ところが、最近ではぐるっと回って、また有線型のヘッドホンが人気を取り戻しつつあるとか。

ワイヤレスを買いそびれていた人が、今や最先端?

税務の世界、消費税のお話し

3%から始まった消費税は、5%、8%を経て、今は原則が10%、軽減税率対象のものは8%です。

と簡単に書きましたが、現在の10%になるまでにも、何回も延期になりました。

2012年8月に、消費税率を2014年に8%、15年に10%に引き上げる法案が通ります。
8%への引き上げは、2014年4月に行われました。

しかし10%への引き上げは、2014年11月に、2017年4月まで、1年半延期。
さらに、2016年6月に再び2年半(2019年10月まで)延期。
そしてようやく、消費税率は10%に引き上げられ、軽減税率も導入されてしまいました。

消費税率が変わると、ソフトも変えにゃなりません

2014年初に、消費税の税率が変わるからと、会計ソフトも軒並みバージョンアップになりました。

そのときは、確か2015年の税率改正にも対応しますよ、としてソフトが売り出されました。
消費税率の変更は、テクニックでは対応できないため、バージョンアップ、やむなしです。
お客様もバージョンアップされました。

ところが、10%になるのは2017年まで延期となってしまいます。

それまではあまり頻繁にソフトをバージョンアップしなくても良かったのですが、このころからバージョンが毎年上がるようになりました。

パッケージ売りから、サブスク的な流れになってきたのです。

そして今や、毎年のようにバージョンアップ、が当たり前になっています。
そのたびに、お金がかかります。
(いちおう何だかちょっと機能が追加されたりしていますが・・)

お客様で、たまたまこのタイミングを逃してしまった方がいました。

そのお客様の弥生会計のバージョンは14(今は22)。
消費税は簡易課税で、決算書は税込みです。
データをもらって、こちらのソフトに入れれば、まぁ何とかなります。

で、今度は元号が変わりましたが、消費税は10%のまま。
これもまぁ、何とかなります。

で、2019年。
ついにお客様に税務が追いついた(?)ような感じになります。
レアなケースではあると思いますが。

さすがにパソコンを入れ替えると言うので、今回のタイミングで最新バージョンにするとのことです。

【おまけ】古いバージョンのデータでも、たとえばこんなふうに

次のような手順でします。
(簡易課税で、税込経理、売上に軽減税率の適用がないお客様に限ります)

お客様の古いバージョンの弥生会計から、
・仕訳日記帳をエクスポートしていただく
・年間の合計残高試算表をプリントしていただく

この2点をもらって、私の方で最新の弥生会計に取り込みます。

・仕訳日記帳をエクセルデータに変換します
(といっても、テキストデータ(.txt)をExcelを起動してドロップし、xlsxファイルとして保存するだけです)

・日付を西暦に読み替えます
日付が平成33年になっているので、Excelの「置換」を使って一括置換します。

・一括置換が終わったら、弥生会計に取り込むため、CSV形式で保存します。

・そして弥生会計にインポートし、残高試算表と合っているかを確認します。

これで最新バージョンで消費税も計算できますし、決算情報を税務ソフトに取り込むこともできます。

会計ソフトが持っているデータ自体は、そんなに複雑なものではありません。
なので、意外に摘出、データ移し替え的なことは簡単です。

でも、これからは電子帳簿保存法の関係もあり、難しくなるかもしれません。

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【編集後記】
インポートや(一括)置換など、会計ソフトとExcelは相性がいいです。
基本はExcelで処理して、最後に会計ソフトに取り込むぐらいの方が、いろいろ使い勝手がいいです。

今度記事にします。