居抜き

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(写真と本文は関係ありません)

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なぜ社長は決算書に興味がないのか?
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事務所のある神保町は飲食店がとても多いです。
当然のことながら競争は激しく、半年持たずに撤退する店もあります。
お店の入れ替わり、居抜きも多くあります。

定点観測している自分として、感ずるところを書いてみたいと思います。

居抜きする側の視点

居抜きのメリットは、何と言ってもコストの削減でしょう。
例えば、今まで飲食店をしていた設備を生かすことができます。

意外にお金のかかる内装設備は、比較的使い回しが聞きます。
基礎部分はそのままで、表面を変えたりできます。

厨房設備なども上手に活用することができるでしょう。
初期投資を抑えることが可能になります。

お客さんの視点

今まで「そこ」が飲食店であれば、道行く人の無意識の中に「あそこに食べ物屋があった」という記憶がある可能性があります。あくまでも可能性です。

その店がもし繁盛店であれば「あそこに焼肉屋がある。今度食べに行こう」ぐらいの意識になっているでしょう。
自分も街中を歩いて気になったお店があれば、チェックしていますし。

定点観測者の視点

いつも思います。
その物件に決める前1か月ぐらい、自分が商売する時間にそこを見ていたのかな?って。

不思議なもので、大通りに面していても、人の流れが少ないところってあります。
横に抜け道があったりするのです。

大通りに面していても、人がその横断歩道を渡らないのです。
渡ってもそのお店と反対の方に人が流れていくのです。

だから、よほどのことがない限り、年中変わっているお店は、年中変わっています。
不思議なものです。

もちろん、場所だけでは決まりません。
でも、その場所の「気」のようなものを読めるとまた違うんでしょうね。