キンセン感覚(価格の税込表示と端数処理)


吉野家、好きです。

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4月1日から税込表示が義務付けられます

4月1日から、価格は消費税込みの金額での表示が義務付けられます。

例えば、今まで「980円+税」なんて表示されていたものは、
「1,078円(税込み)」みたいな表示にしなければなりません。

払う金額は同じでも、見た目には「桁が変わっとるで」ぐらいのインパクトがあります。

そして、感覚的に麻痺してきたところで消費税率が上げられたとします。
分かってはいても、値上げされたと誤解しやすくなります。
「価格=お店の姿勢」という感覚がありますので。

なぜ「消費税いくら」と「明記」しちゃいけないんでしょうね。 

私が子どもなら、泣きます(笑)

持ち帰りのコーヒーが1杯「100円(税込み)」で販売されています。
持ち帰りですから、8%軽減税率が適用されます。
(軽減税率もやめてほしい)

ということはこの商品、本体価格は93円、消費税は7.44円。
端数はお店側が損して切り捨てて、100円(93円+7円)で販売しています。

お買い物に来た子どもが、表示価格100円(税込み)のコーヒーを3杯買って帰ります。
暗算して「300円だな」とお会計を待っていると、店員さんが「301円です」。

「へっ?」

(これは10%に税率が変わったとき、コンビニで起きた現象で、話題になりました)
こちらに書きました。
・細かい話ではありますが・・(消費税の端数処理)

これからは、銭(せん)の時代へ?

4月1日から、銭(せん)を活用しましょう。

コーヒーも表示をこうしましょう。

なんか外国ぽくって、いいです。
こうすれば、銭が積み上がって円になることが実感できるし、子どもにも説明できます。
(これは俗に八百屋さん方式とか、スーパー方式なんて言われています)

そういえば、厚労省、社会保険は最先端を行っていました。

社会保険料は円以下の端数まで、きっちり計算されています。
事業者と従業員がどう負担しようと、国に入る金額さえ正しければ、OKです。

細やかな金銭感覚を持って、いきましょう。
(琴線には触れますけど・・)

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