マイナス1.0

モノクロモードで、色をマイナス。
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決算書のつくり方
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先日、アカデミー視覚効果賞で話題になった「ゴジラ -1.0」
残念ながらまだ見ていないのですが、「マイナス1.0」どんな意味があるか気になりました。

wikipediaによれば、

タイトルに付けられた-1.0には、「戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落とす」という意味がある。

ということだそうです。

先日、業界用品を扱う会社からのカタログを見て、ちょっと考えました。

どちらの方向に行くか?

所得税の確定申告も、法人税や相続税の申告書も、e-taxで提出。
電子化の流れは止まりません。

ずっと前から、電子化の方向に向いていましたが、業界的にはいわゆる「アナログ派」というよりは「デジタルに対応できにくい方」が多かったのではないかと思います。

そこにコロナがやってきて、外出できない、人に会えない。
いわゆるゼロ、リセット的な事が起きたわけです。

そこである程度の方々は、デジタル化の方向を向いたように見えます。
でも渋々、無理くりの方も多かったようで、コロナ禍が過ぎると、以前のように戻ってしまうところも。

私が思うには、これはもとに戻ったのではなく「-1.0」。
逆行してしまったように思います。

それでも地球は回っている

そのカタログの中を見てみると、
・ほんとうにその需要はあると思っているのか・・
・購入サイドの会計事務所の需要なのだろうか・・
・そのための設備投資をしたのか・・

と、ちょっと驚くような文言・商品が並んでいました。
(ここに書くのはやめておきます)

すべてがデジタル、すべてが◯◯、というようなことはありません。
こちら側から見れば驚くようなことをしていても、やっている方から見ればあたり前のこともあります。
どっちが正しい、間違っているということもありません。

そしてそんな状況でも、世の中なんだか平衡がとれています。

違和感は感じつつも、それは間違っているのか?
こちらは本当に正しいのか?

自分の平衡が保てているのかは、常に意識しておきたいものです。

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