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<三井住友銀と三菱UFJ銀>ATMの相互無料化を検討
5/14(月) 21:06配信 毎日新聞

 三井住友銀行と三菱UFJ銀行は、現金自動受払機(ATM)の手数料を相互に無料化する検討を始めた。自前で管理するATMを減らして維持費用を減らし、顧客の利便性を高める狙いだ。将来は端末の統一化を目指す。・・・

(yahoo news より)

いっぺんには無理でしょうけど

相互のATMで手数料を無料化することで、徐々に端末数を減らしていくようです。
現段階では「前向きに検討」ということですが、「どこのシステムに合わせるか」で主導権争いになるのではないのでしょうか。
メガバンクという大きな船は、舵取りが大変そうです。
すでにコンビニやスーパーなどのATMで十分かもしれませんし。

なくなるのはATMだけなのか?

ネットバンキング、スマホ決済、クレジットカード、交通系カードなど、現金の不用度は日増しに高くなっています。
店舗やATMコーナーが減るのは当然の流れだと思います。
クレジットカードだっていらなくなるかもしれませんね。

日本人は「現金が好き」と言われていますが、そのうちそんなことは言っていられなくなります。ポケベルもフロッピーディスクも無くなりましたし。

店舗が仮に半減すれば、そこで働く人員も半分で済むことになります。
支店長も半分になるわけです。
人員の配置転換をしても吸収しきれませんから、人員削減が進みます。
3メガバンクで3万人近いと言われています。

昔から銀行の方は優秀な方が多いです。
例えがいいかは別として、これらの方が労働市場に出てきます。
いわゆる金融系のサービスやコンサルタント、中には資格を取ってという方も出てくるでしょう。
「銀行員さん大変ね」と軽く考えていると、仕事、持ってかれちゃいます。

選択するのは自分

先日、あるセミナーで大手銀行系の関連会社にお勤めの方とお話する機会がありました。
その方は会社を辞め、自ら事業をされる方向でいます。
ただ、同じ会社の中でも「そうは言っても、(うちは大手だから)何とかなるだろう」という考えの方も多いそうです。

独立したからと言って食えるかどうかはわかりませんが、時代の趨勢を考えると、そのままではいられないと考えるのが自然だと思います。

税理士業界でも、資格を取ってもそのまま勤務する方もいますし、独立する方もいます。
どちらが正解、というよりはどちらを選ぶかなんでしょうね。

私はご覧の通り、独立する道を選びました。
もちろんラクではありませんし、これから荒波が予想されます。
でも、こちらの道が自分には正解だと思っています。

ーーー

【編集後記】

昨日は夕方から目黒で一杯。
18時過ぎからだったんですが、まだ明るい。
昨日の日の入りは18:41とのこと。
ずいぶん日が伸びたものです。