納豆と卵

はい、私は納豆好きです。

■ ■ 発売中 ■ ■
決算書のつくり方
kindle版 

なぜ社長は決算書に興味がないのか?
Kindle版

納豆はおいしい

とくにこちら、くめ納豆が好きです。
少し高級なものに「味道楽」というラインナップもありますが、毎日のように食べるので、こちらの3個パックを食べています。

さて、納豆を食べるとき、どんなふうにして食べられるでしょうか?

納豆の食べ方、いろいろあります。
・よくかき混ぜる?かき混ぜない?
・卵と混ぜる?混ぜない?
・そのまま食べる?御飯にかける?

まずかき混ぜ。
納豆はかき混ぜるとネバネバが出ます。
このネバネバはミネラルと結合しやすく、さらに蓄えたミネラルを少しずつ放出するため、骨の土台となるカルシウムの吸収を高める効果があります。
また、その長い糸の間に水分をたくさん抱え込む効果もあるので、よく混ぜるが正解です。

熱はどう?
納豆菌の宿敵は熱といわれていました。
熱いご飯にのせてはダメだと。

しかし、納豆菌自体は熱に強いです。
もともと煮た大豆(90℃以上になるそうです)に納豆菌を付着させますから、熱いごはん(70℃くらい)なら大丈夫です。

せっかくの納豆菌が・・

納豆には納豆菌があります。
納豆菌にはアミノ酸など旨みのもとになる成分や、ビタミンK2、ナットウキナーゼといった栄養が含まれています。
健康に良いです。

しかし、卵(全卵)と混ぜて食べる、これがよろしくありませんでした。
卵の白身が納豆菌の大敵だったのです。

卵はニワトリが子孫を増やすために産んでいます。
なので、卵はどうやって無事雛を孵すか、その機能が備わっています。

それを人間が勝手に食べているわけです。
納豆と混ぜるとうまいから、という理由で。

卵は食べられるためにあるわけではない

卵は、雛となる黄身の部分が一番大切です。
それを守るために、卵殻・卵殻膜・卵白(白身)があります。

生まれたばかりの卵(黄身)の大敵は細菌。
この細菌の侵入を防ぐのです。

だから、納豆菌と卵の白身が出会うと、白身は黄身を守るために納豆菌をやっつけてしまうわけです。
納豆菌をおいしく取ろうと思っても、できなくなってしまいます。

調べてみるとこの白身、ほんとうによくできていると思います。

生卵とゆで卵、痛みやすいのは、ゆで卵です。
理由は、茹でることによって、白身の免疫機能がなくなってしまうからです。
生卵の状態が自然界では普通ですから、より長く黄身を守れるわけです。

卵と温度の関係も、卵焼き、特に目玉焼きを作るとそれがわかります。

目玉焼きを作るためにフライパンに卵を割り入れると、どうなるでしょう?

まず白身が固まり始めます。
そして黄身が固まり始め、黄身の周りの白身がしばらくたって固まります。
黄身の周りの白身が固まらずに、端が焦げてきたなんて経験ありませんか?

これも白身が黄身を必死に守っているからなのです。

白身が固まり始めるのは、約58℃、完全に固まるのは約80℃です。
一方の黄身は約70℃で固まります。
つまり、黄身よりまず先に固まって熱を伝えにくくしつつ、80℃まで耐えているわけです。

なんか卵の白身にも愛着が湧いてきました。
卵に限らず、食べ物は残さず、いちばんいい状態で、いただくことにしましょう。

感謝。

ーーー