年明けに引っ越ししたら、申告書はどこに出せばいい?(確定申告)

確定申告書は、お住まいを管轄する税務署に出します。
では、年明けに引っ越ししたら、申告書はどこに出せばいいのでしょう?

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管轄は必ず確認しましょう

今回、初めて確定申告をする方もいるかと思います。

確定申告書は、お住まいの住所を管轄する税務署に出します。
例えば千代田区神田錦町にお住まいのAさんは、神田税務署が管轄(提出先)になります。

税務署の管轄は、おおよそ人口等の規模に応じて決められているようです。
県ごととか、市ごと、区ごとにあるわけではありません。

東京の千代田区は人口、事業所数が多いため、区内には麹町税務署と神田税務署の2つの税務署があります。

一方で東京の立川税務署。
こちらは一つの税務署で、立川市、昭島市、国分寺市、国立市、東大和市、武蔵村山市の6市を管轄しています。

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住所が変わらなければ

千代田区神田錦町にお住まいのAさんは、神田税務署が管轄(提出先)になります。
ずっと同じ住所の場合は、こんな感じで申告書の住所を書き、提出します。
(わかりやすくするために、記入は赤字で書いていますが、黒字でいいです)

実は住所は、2箇所書くところがあります。
「住所」と書いてあるところと、その下に「令和 年1月1日の住所」の欄です。

ずっと同じ住所の方は、ここは同じになります。
同じことを2回書くのはめんどうです。
「令和 年1月1日の住所」に「2」と入れて、「令和2年1月1日の住所」として、「上に同じ」ということで、「同上」と書けばいいです。

年が明けて、確定申告書を出す前に引っ越した場合

年が明けて、確定申告書を出す前に引っ越しした場合は、どうなるのでしょう。

例えば千代田区九段南にお住まいのBさんが、年明け2月の中旬に、千代田区神田錦町に引っ越ししました。
それまでは、ずっと九段南にお住まいだったので、確定申告は麹町税務署に出していました。

この場合のBさんの確定申告書は、こう書きます。
そして、神田税務署に提出します。

まとめると、
・1月1日現在の住所は、その時の住所を書く
(Bさんの場合は、九段南の住所)

・確定申告書の住所には、申告書を提出する日現在の住所を書く
(Bさんの場合は、3月11日に確定申告書を提出しますので、その日の住所です)

・申告書の提出先は、提出時の住所を管轄する税務署へ出す
(Bさんの場合は、3月11日にお住まいの神田錦町を管轄する、神田税務署へ)

電子申告でも同じです。

管轄はきちんと調べて、間違えないようにしましょう。
管轄は、国税庁のホームページトップにある「税務署を検索」でできます。

あと、すでに申告をされている方で、税金を振替納税で払っている方は、手続きが必要です。
こちらにまとめていますので、お忘れなく。

・引っ越しされた方は要注意(振替納税手続き)

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