MQ会計のQは数量です

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MQ会計のQは、数量を表しています

MQ会計のQは、数量を表しています
英語の quantityの頭文字です。
決算書からは見えてこない要素です。

決算書に載るのは「金額」、日本なら「円(¥)」で表されています。
「個」とか「枚」とか、金額以外の単位で表されるものは、決算書からは見えません。
「人」もそうですね。

「Qは数量だって言うことはわかりましたが、何の数量ですか?」

MQ会計では、Qは「販売した」数量のことを言います。
売れた数量です。

1個あたりのM(販売価格(P)から直接原価(V)を引いたもの:1個あたりの儲け)に、販売した数量Qを掛けることで、MQを計算します。

販売数量って何?

では、販売数量って何でしょう?

商品を売っているお店の場合は、お店で売れた商品の数です。
飲食店なら、餃子1皿、ビール1杯という感じです。

コロナのとき、飲食店には一時期お客さんが来なくなりました。
感染防止のため、外出の自粛や営業時間の短縮などがあったからです。

お客様が来なければ、開店休業。
販売数量Qもゼロになってしまうので、MQもゼロ。

開けておいても光熱費や人件費もかかるので、やむなく休業。
そんな日々がしばらく続きました。

Qは何?

飲食店の場合、お客様が来なければQはゼロ。
お客様が来るようになるまで、どうやってもMQはゼロのままなのでしょうか?

来店してお店で飲食してくれるお客様はゼロ。
でも、テイクアウトやデリバリーサービスを使えば、Qは発生します。
つまりMQが生まれるわけです。

また、料理を売るのではなく、料理の作り方などのノウハウから収益を得ている方もいました。
お店にお客様が来なくても、配信でMQが稼げるわけです。

Qの発想を持っているか?
自社のQはなにか?
今のQ以外にQはないか?

こういうことは常に意識していないと、浮かんできません。
というか、いつも考えている人のところには、何かのタイミングでアイディアが降ってきます。

単純に「売上を上げるには?」と考えているでけでは、すぐに行き詰まってしまいます。

常にQになりそうなものはないか?
MQに結びつくものはないか?
意識することが大事だと思うのです。

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