戦略的会計へ ★ 谷口税理士事務所

税理士 谷口敏文のblogー決算書は経営の役に立ちません

増税から1ヶ月(やっぱり軽減税率はやめていただきたい)

time 2019/11/02

レターパックも10円上がりました。

私自身、大きな変化はないです

消費者としての私の実感としては、
・レシートを必ずもらうようになった
・キャッシュレス還元の実感は、コンビニの2%
・外食はあまり変わりなし
・買い物もあまり変化なし
といったところでしょうか。

もともと税率云々より、そのモノと値段のバランスで買うか買わないかを決めます。
その前には、必要か必要でないかのフィルターがあります。
なので、増税前後で消費行動はほとんど変わりません。

ちょっとしたものは、コンビニで済ませています。
支払いはSuicaなどの交通系カードです。
なので、増税後いちばん変化を感じたのは、2%還元でしょうか。
金額では数円から数十円ですけどね。

外食も10%になっていますが、仮に月に外食で10万円使っていたとしても、差額は2千円です。
(そんなに使っていませんし)

外食は飲み食いの品数で、最終的に払う金額が決まります。
10%だからといって1品減らすとかすると、食事の楽しみ自体が損なわれちゃいますし。

イートイン脱税?

「イートイン脱税」なる言葉があります。
これは、持ち帰りと店内飲食の両方が可能な飲食店で、「持ち帰る」と言って8%で支払いを済ませたのに、店内のスペースを使って食べることを言うそうです。

「店内で食べる」と言えば、10%を払わなければなりませんから、「嘘をついて2%の税金を逃れた」ということで「イートイン脱税」なんだとか。

でもこれは、なんか表現がおかしいと思います。
あくまでも「持ち帰り」か「店内飲食」かの意思表示は、会計・購入時です。
なので、その時の意思表示で税金を払えば、税金上は問題ありません。

あえて言うなら、
「勝手にお店のスペース使わないでください」とか、
「オレは10%払ったのに、(8%のヤツが座っていて)なんで座れないんだ」
といった、税金とは別の話です。

ほんとうは軽減税率制度の悪い影響なんですが、話が違う方に行っていると思います。

現実問題としてお店の方も「勝手にお店のスペース使わないでください」と言いづらいでしょう。
店内の飲食スペースを撤去したり、10%払ったシールを貼ったりして、対応しているようです。
軽減税率のせいで、お店の方は余計な神経を使わなければならなくなりました。

軽減税率制度をすれば、こうなることは目に見えていました。
ほんとうに軽減税率制度は、百害あって一利なしです。
やめてもらいたいです。

事業者の皆さんはこれから注意です

消費税が10%になって、事業者のみなさんはこれからが注意です。
消費税は預かった消費税から、払った消費税を差し引いた差額を支払います。

消費税の2%分、売上が増えたような錯覚をするかもしれません。

しかし、それはこれから払う税金です。
納税用に分けてあれば別ですが、普通は資金の中に紛れています。
いざ納める段になって、お金がない・・なんてことがないように、気をつけておいてください。

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谷口敏文
(税理士 ㈱TKS 代表取締役)

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