月次試算表12枚の合計は?

「投資を行なうかどうか」「事業を縮小するか」など、経営には様々な判断が必要になってきます。
その判断資料の一つに、月次決算書(試算表)があります。

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あなたの会社の月次試算表、正確ですか?

『毎月パソコンで作って残高も合ってるし、正確な試算表ができてるよ』
『資料を渡すと、税理士さんから試算表が送られてくるから大丈夫』

こんなお答えが返ってきそうですね。
しかし、実際に試算表を拝見すると・・・

例えば、
○ 減価償却費が、月次換算で計上されていない。
○ 売上や仕入れが入金ベースで処理されている。
○ 年払いの経費などが、月次換算で計上されていない。
などです。

特に、減価償却費が多額だったり、期中に設備投資を行なったり、
決算近くに年払いの保険があったり、という場合です。

もしこれらの経費を月次換算で計上していないと、決算前までは黒字だと思っていたら、決算でいきなり赤字になったりします。

これでは、的確な判断はできません。

「月次試算表を12ヵ月分足せば、年間の決算書になる。」
でなければ、月次決算は意味を持たなくなってしまいます。

1を12回足したら、「12」でなければダメなのです。