プリントTシャツ by Zf
電車で来ている人を見かけて
写真のTシャツ。
電車で来ている人を見かけて、「なんか数字がいっぱい書いてあるな」
仕事柄といいますか、数字には目が行きます。
「3141592・・・」
最初の3141は大きくて、そのあと小さい数字が並んでいます。
「3141」が目に入り、これは何の数字だろう??
しばらくチラチラ見ていて、3と1の間に「.(点)」が見えました。
「3.141・・・」
・・・
「あっ、円周率じゃん!」
1000桁
帰ってからネットで見てみると、同じTシャツが売ってました。
これはおもしろいと思い、すぐにポチりました。
円周率が1000桁、プリントされているとのこと。
私がこのTシャツに唸ったのは、最初の大きな数字、3141。
これが「314」までだったら、円周率とか、ホワイトデー(3月14日)みたいな反応があるでしょう。
なんか制作者のウィットを感じました(違うかもですけど)
現在円周率は8000兆桁まで計算されているようですが、とにかく割り切れない。
なんとも不思議な数字です。
そのうちの1000桁です。
どの数字をどう使うか
さて、円周率。
実際に円周率を使う計算。
例えば、円の面積を求める式は「面積 = 半径 × 半径 × 円周率」として計算します。
計算する(答えを出す)ためには、円周率が分からないと計算できません。
実際の(正しい)円周率は、何桁まで行くのかわかりませんが、兆を超える桁数の数字です。
でもそれでは計算問題を解くのに、とてつもない時間がかかってしまいます。
そこで、学校で習うのは「3.14」
ゆとり教育とやらでは「およそ3」
として、計算問題を解きます。
当然どれを使うかで、計算結果は変わってきます。
学習的には、円の面積はなぜ「半径 × 半径 × 円周率」で求めるのか?
まずこの理解が大切です。
そして実際に計算してみることで、具体的な面積を知る。
外側に隣接する正方形の面積と比較して、相対感を掴む。
など、学習が進みます。
そして、ここで身につけた論理的な思考が、実社会で役立つわけです。
円周率は?円の面積の求め方は?、を暗記して、答えを出すことも大事でしょう。
でもその計算構造や思考力のほうがもっと大事で、机上で数字を弄ぶのではなく、現場で、実務での問題解決力をいかに身につけるか、が大事だと思うのです。
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