「1から10までの数字を足すと、合計はいくら?」
足し方を工夫する
1+2+3+4+5・・・+10=
特に何も考えないと、こんな計算をしていくかもしれません。
ではこれが、1から1000までだとすると、大変です。
けっこうな時間も掛かりますし、途中で間違えてしまいそうです。
ではExcelに計算させましょう。
=1+2+3+4・・・ これではExcelでやる意味がありません。
そこで数字の下で、Σキーを押すと、瞬時に合計し、正解を出してくれます。
でも、セルに1から順番に入れているのなら、手書き計算でも変わりません。
考えてみる
1つずつ足すのはめんどうだ。
Excelに入れるのも大変だ。
何かいい方法はないかな?
考えてみます。
すると規則性に気づき、ラクに計算する方法を見つけました。
数字の端と端。
それを足すと11になる。1つずつずれても同じだ。
1+10、2+9、3+8・・・
そうすると、11が5個できる。
11を5回足す、あるいは掛け算を知っていれば、11×5で答えを求められます。
これをExcelで計算させるには、どうすればいいでしょう?
算式が組めれば、Excelがすぐに計算してくれます。
でもどういう算式?
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そして思考が始まります
数字の端と端を足し、それが1つずつずれていっても同じで、それがいくつできるか?
これを式に表すとどうなるのか?
始まりの数をa、終わりの数をbとしてみると、(a+b)
これが何回かというと・・・(a+b-1)/2
(a+b)×(a+b-1)/2 とか???
でもこれ、「a」つまり始まりの数字が1でないと、計算できません・・
2から8まで、みたいに1から始まらないものだと、ダメです。
うーん、私のアタマではここまでか?(苦笑)
作業の効率UPは限界がある
業務の効率化を考えるとき、パソコン(例えばExcel)でどんなことをさせるか?
1,繰り返しの作業をさせ、効率化するのか。
(いわゆる単なる集計業務)
2,算式を組んで、汎用化して計算をするのか。
(例えば利益がいくらの場合、税金がいくらになるかみたいな)
3,データをいろいろ組み替えて、そこから見えるものをさらに深めるのか。
(ピボットテーブルなどで、データをタテ・ヨコ・ナナメ見するとか)
1から3まで、いずれもExcelでできます。
1、2、3と難易度が上がってきます。
1と2は定型作業の自動化ですが、3はちょっと違います。
3はデータ分析であり、シミュレーションです。
1と2は「作業」の効率化です。
3は考える「仕事」だと思います。
同じようにExcelを使っても、その先の結果は違います。
自分がパソコン(Excel)でやっていることは何か?
清書や作業をやっていてはダメだと思います。
「作業」はなくならないでしょう。
でも、低価格で量だけある。
忙しいけど儲からなくて、疲弊して終わり。
そうなることは十分に予想できます。
目先にとらわれていては、いけません。
仕事のように見える「作業」から抜け出しましょう。